アニメBLEACH千年決戦篇が2022年10月10日にアニメ化が決定しました!
BLEACHってどんな話だったっけ?と忘れてしまってる方もたくさんいらっしゃると思いますので、アニメオリジナルを省いた本編のみのあらすじを1話〜最終話まで超長く!超細かく!まとめました!
本記事は第九段、死神代行消失篇(343話〜366話)のあらすじ解説です!
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- 前回のあらすじ
- 死神代行消失篇の主要キャラクター
- あらすじ
- 343話「高校3年生!装い新たに新章開始!」
- 344話「学校間抗争!?一護と雨竜、共闘!」
- 345話「襲われた雨竜、仲間達に迫る脅威!」
- 346話「完現術の能力者・銀城空吾」
- 348話「代行証の力、一護の”誇り”!」
349話「次の標的、織姫を襲う魔の手!」 - 350話「死神代行を殺した男!?動き出す月島」
- 351話「フルブリング、忌み嫌われた力!」
352話「月島、急襲!妨害された修業!」 - 354話「一護vs銀城、ゲームの空間へ!」
- 356話「敵か味方か!?銀城の見えない心!」
- 358話「激突!?銀城を襲うXCUTION!」
- 359話「哀しみの戦い!一護vs茶渡&織姫!」
- 360話「一護vs雨竜!?裏切り者は誰だ!」
- 361話「新たな姿!護廷十三隊、見参!」
- 362話「復活!死神代行・黒崎一護!」
- 363話「激闘!死神vsXCUTION!」
- 364話「絶体絶命!?過去を挟まれた白哉」
- 365話「一護vs銀城!代行証の秘密」
- 366話「変わりゆく歴史、変わらぬ心」
- まとめ
前回のあらすじ
死神代行消失篇の主要キャラクター
あらすじ
343話「高校3年生!装い新たに新章開始!」
死神の力を完全に失いフツウの高校生活をしている一護。
フツウの生活を望んでいた一護にとって、ただの人間としていられることはそんなに悪くないことです。
友達の水色、ケイゴ、有沢は空座決戦で藍染と対峙した経験があるものの、皆なにも言わずに受け入れてくれています。
一護は「鰻屋」という「何でも屋さん」でバイトをしており、よくサボる一護に怒号の電話が鳴ります。
店長「いいから来い!クビにすんぞテメー!」
一護「じゃあしょうがないっすね ほんとスイマセンでしたー 長い間お世話になりましたー」
店長「…何言い出してるの〜一護ちゃん〜(笑)何でも屋の面白さはまだこれからでしょうよ!」
とある学校からの帰り道、ひったくりが通行人のカバンを盗むところに遭遇します。
一護はすかさず得意の体術でカバンを奪い返しました。
344話「学校間抗争!?一護と雨竜、共闘!」
ひったくり犯の正体は他校の生徒でした。
空座高校に仇討ちにきた不良集団が一護の名前を叫びます。
校門を塞ぐ不良たちに立ち向かったのは雨竜でした。
不良「お前が黒崎一護か!?」
一護と一緒にされたくない雨竜は怒りをあらわにして不良たちをボコります。
するとそこに「楽しそうじゃないの 一護ちゃぁ〜ん」と言いながら不良たちの屍の上に立つ鰻屋の店長が…。
そのまま一護はトラックに攫われバイト先に連行されるのでした。
ーー
バイト先に到着。
店長が一護に怒鳴っていると奥の部屋から息子の馨が起きてきました。
鰻屋店長「あら〜大丈夫?馨ちゃん♡」
と息子を前にすると豹変した態度に変わります。
てんやわんやしていると突然インターホンが。
バッグをひったくられていたあの男でした。
呑気にラーメンを食い始める謎の男。
完食するととある男の身辺調査をしたいと言い、一枚の写真を見せてきます。
「俺の親父だ!なんだって答えてやる!」とキレる一護に、男は「本当に答えられるほど知ってるのか?」と意味深な回答で黙らせます。
浦原商店に行くと面白いものが見れると聞き、一護は浦原商店へ行くとそこには妹の花梨の姿がありました。
浦原を疑いたくない一護ですが、「今のうちに手を打て 自分の家族を護りてえならな」という男の言葉で唆され男の根城についていきます。
その男の名をー
345話「襲われた雨竜、仲間達に迫る脅威!」
雨竜は一人で街を歩いていると、屋根の上を歩く人間を発見します。
不審に思いすぐに後を追いますが返って襲われてしまいます。
織姫の携帯に雨竜から一報があり、織姫と一護で竜弦の病院へお見舞いへ。
幸い傷は浅く済んだようで織姫に「黒崎まで呼んだのか 余計なことばかり」と相変わらずの口の利き方です。
竜弦曰く「傷口の残存霊圧を調べた結果。雨竜を斬ったのは虚ではなく”人間”」だそう。
竜弦は一護を帰し織姫に言います。
竜弦「次の襲われるのは君か茶渡君のどちらかだ」
ーー
一護は、友達のケイゴと水色が何者かに襲われた事で事態の悪化を危惧し銀城からもらった名刺「XCUTION」に電話をします。
346話「完現術の能力者・銀城空吾」
一護は銀城と合流しXCUTIONの本部へ入ります。
そこにはメンバーの「雪緒・ハンス・フォラルルベルナ」「沓澤ギリコ」「ジャッキー・トリスタン」がいました。
銀城の目的は「一護に死神の力を取り戻させる事」です。
銀城は自分達の能力について話します。
XCUTIONのメンバーは皆歴とした人間ですが、ただの人間ではありません。
全員生まれつき特殊な能力を持って生まれた人間です。
銀城はコップの中の酒を浮かしそのまま口へ運ぶという超人技を魅せます。
銀城「俺たちの能力は物質にある魂を引き出して 使役することだ」
全ての物質には魂が宿っており、例えばアスファルトの魂を引き出して使役すると高くジャンプができるのです。
そして、愛着の湧いたモノの形を変えることもできます。
銀城の場合は十字架のネックレスを剣に変えることが可能です。
この能力の名は「完現術(フルブリング)」。
銀城が丁寧に完現術の説明をしていると、「毒ヶ峰リルカ」が入ってきました。
そしてその背後にはチャドの姿が…。
銀城は取り乱す一護を説得し、説明を続けます。
銀城「俺たちは産まれる前に全員 親が虚に襲われてるんだ」
襲われた個体には虚の力の痕跡が残り、その力が赤子に宿るため完現術者は死神の力よりも虚の力に近いのです。
XCUTIONは皆完現術を疎ましく思っており、「この力を自分たちの中から消し去りたい」と言います。
そのためには自分たちと真反対の存在、すなわち死神と人間の力を併せ持った相手が必要です。
これが銀城が一護に死神の力を取り戻させたい理由でした。
348話「代行証の力、一護の”誇り”!」
349話「次の標的、織姫を襲う魔の手!」
一護はさっそく死神の力を取り戻す訓練を開始。
リルカの完現術の一つ「ドールハウス」は、リルカが好きだと感じた対象を閉じ込めることができます。
一護に入室を許可すると胸に♡の印が刻印され、瞬く間に小さくなっていきます。
中には「ブタ肉さん」と呼ばれる巨大なぬいぐるみが待ち構えており、一護は完現術を使ってブタ肉さんを倒さなければいけません。
当然、一護は完現術など使えるわけがなく、ひたすら逃げ回ります。
ドールハウスにはギリコの「タイム・テルズ・ノー・ライズ」が仕掛けれており、15分が経過するとブタ肉さんが倍の大きさになり強大化します。
しかも、入室から30分経過する前に解放してしまうと時計の炎に焼かれ死んでしまうため、早々に完現術を発動しブタ肉さんを倒さなければいけません。
一護のことが心配になったチャドは完現術を発現させるコツを教えます。
チャド「俺が『巨人の右腕』を初めて使えた時 俺の心にあったのは”誇り”だった!」
一護「俺が死神の力に誇りにを持った時のこと…そんなもん…数えきれねぇよ!!」
持参していた代行証から斬月の鍔の形をした霊圧が出現し完現術を出すことに成功します。
無事ブタ肉さんを倒すことに成功しドールハウスから脱出する一護。
霊圧を収めると、なんと代行証からルキアの声がかすかに聞こえてきました。
ーー
織姫は家に帰宅すると玄関扉の前で宮下商業高校の「獅子河原萌笑(ししがわらもえ)」が大声で織姫を呼び止めます。
獅子河原は謎の男「月島秀九郎(つきしましゅうくろう)」の命令で織姫を殺害する目的で現れました。
しかし、織姫に飛びかかるも振り向いた織姫の顔を見てあまりの美しさに、文字通り「ズギューン」と心を打たれ倒れてしまいます。
ピュアですね
織姫が「石田くんを襲ったのはあなたなの?」と警戒すると場の空気は一転。
獅子河原が拳を握りしめたその時、月島が現れます。
月島「石田君を襲ったのは 僕だよ」
350話「死神代行を殺した男!?動き出す月島」
雨竜を襲った張本人が織姫の目の前に現れ、かなりの近距離で対峙します。
しかし、月島のフェイントで背後を取られ肩から胸までズバッと斬られてしまいます。
月島と獅子河原はその場を去り、斬られた織姫は体に違和感に気づきます。
斬られたはずの体がなぜか無傷なのです。
確かに斬られた感触があったはずなのに傷がないー。
緊迫した織姫の霊圧を察知したチャドと一護が到着。
チャドが何があったと訊くと…
織姫「普通に友達と会って〜…(友達?月島さんが?)心配させてごめんね!(あの人は石田君を襲った犯人…)」
織姫は一護に気を使い「何もなかった」と嘘をつきますが、なぜか月島を”友達”と誤認したことだけは確かでした。
ーー
一護は織姫とチャドにも危険が迫っていることを察し、再び銀城の元に。
銀城に話を聞くと、XCUTIONのメンバーは月島の存在を認知しており、かつて仲間でありリーダーでした。
月島は銀城たちと同じく完現術の力を消すという志を持ち、リーダーとして計画を練るうちに「死神代行に譲渡する」という方法を発見しました。
しかし、XCUTIONの仲間が死神代行に力を譲渡した時、月島は死神代行を殺し、さらに力を譲渡した仲間を殺した後に姿を消したのでした。
銀城はその時死んだ死神代行の代行証を今日まで持っていたのです。
そして今の月島の狙いは、死神代行である一護と銀城達を接触させないことにあります。
とりあえず今日は帰れと銀城に言われ帰路につく一護ですが、その帰り道浦原と一心を見つけます。
隠れてやりすごす一護ですが、銀城が諭していた浦原の謎について知るためには力を取り戻さなければならないと決心し再び訓練を始めます。
351話「フルブリング、忌み嫌われた力!」
352話「月島、急襲!妨害された修業!」
リルカのドールハウスに入り、ジャッキー・トリスタンとの修行を始めた一護。
お互いに自己紹介を済ませバトルを開始します。
ジャッキーはさっそく完現術「ダーティ・ブーツ」を披露。
凄まじい速度と攻撃を見せます。
ジャッキーのダーティ・ブーツの能力は名の通り「汚れれば汚れるほど威力が増す」というものです。
今回のリルカのドールハウスは水槽で、下地は土でできているためダーティ・ブーツが強化されていきます。
しかし一護はいつまでもスカした顔で応戦します。
ジャッキー「あんた死神じゃないんだよ!生身なんだ!死ぬんだよ!」
ジャッキーは一護の完現術の欠点を見抜いており隙をついて攻撃をすると、一護は「ニヤッ」と笑いジャッキーの背後をとります。
一護のあまりの戦闘能力の高さに驚いたジャッキーは「誰に戦闘を教わった?」と訊きます。
すると突然、一護の持っている代行証が暴れだします。
ーー
銀城「月島の完現術の名はブック・オブ・ジ・エンドだ」
文字通りなんでもキレる刀で特殊能力はないとチャドに説明します。
織姫の”月島を友達だと完全に思い込んでいた”という現象の謎がますます深まっていきます。
すると…
月島がドアを斬り破って登場します。
リルカのドールハウスを見るなり刀で破壊。
割れた水槽から大きな黒い霊圧が噴き出すと同時に、中からジャッキーと一護が出てきます。
一同は一護の姿をみてびっくり。
まるで死神のような見た目です。
チャドは月島に襲い掛かり一護から月島を遠ざけます。
織姫を襲った張本人だと言うチャドの言葉を後ろで聞いていた一護は月島に勝負を仕掛けます。
余裕な戦いを見せる月島ですが、わずかに空気を完現術して完現光を駆使している一護に驚きます。
しかし、刀の形をした霊圧で必死に斬りかかりますが月島には手も足もでません。
そこに銀城が助太刀に入ります。
銀城はネックレスを大きな剣に変え応戦。念願の敵である月島と対峙したことで昂ってしまった銀城は廃ビルごと砕きます。
大きな爆発で民衆が寄ってきてしまい、野次馬の人間に完現術者の存在がバレてしまうことを危惧した雪緒は「インヴェイダーズ・マスト・ダイ」で一護をゲームの中に閉じ込めます。
354話「一護vs銀城、ゲームの空間へ!」
雪緒の機転でマスコミなどの第二次勢力から月島を追いやる事に成功。
アジトに戻り”一護をロードし”ゲーム内から解放します。
雪緒の持ってるPSP…懐かしい
気絶していたチャドが復活すると、さっそく一護の修行が始まります。
ゲームの中に入った一護と銀城。
今回の修行相手は銀城です。
銀城は「せっかくゲームの中に入ったからルールを設定しよう」と言い、「ライフゲージがお互いに6つ」という制限を設け先にHPを6回削られた側がゲームオーバーという設定で修行を開始します。
ーー
チャドと織姫はアジトに到着。
リルカが待ち構えていて、織姫を見るなりちょっかいを出します。
リルカ「一護が取り返しのつかないような大ケガしたらどうすんの?」
織姫は「どんな絶望的な大怪我でも全部私が治すんだから」とウルキオラ戦での後悔を思い出し強い覚悟をもって挑みます。
ーー
場面は一心と浦原に。
どうやら二人は光る筒状のものを囲い怪しい実験のようなものをしている様子。
浦原は一心に「息子の将来を親が奪う結果になるかもしれない」ということを何回も確認しますが、一心は「何回も確認するな」と言います。
浦原「ここにあなたの霊圧を込めれば完了っス」
ルキア「ああ」
356話「敵か味方か!?銀城の見えない心!」
”回復アイテム”として召喚される織姫。
さっそくボロボロの一護を回復させます。
チャドは雪緒に別部屋を用意してもらい個人修練を始めます。
実は月島との一戦でチャドも織姫と同じように月島の「ブック・オブ・ジ・エンド」に斬られていたのです。
織姫が斬られた時と同様に傷も痛みもありませんでした。
月島と戦えるようになるために強くなりたいという一心で修行に励みます。
治療の途中に銀城は斬りかかりますが、「四天抗盾(してんこうしゅん)」で反撃します。
ここで新技を披露。一護が霊圧を失ってからも力をつけていたんですね!
回復した一護は銀城との戦闘を再開。
銀城は「一護は護るべき対象が近くにいると真価を発揮する」ことに気づきます。
ーー
織姫とリルカは雪緒に机と椅子を注文しおやつタイムに入りました。
リルカは織姫が遠慮なくドーナツを貪り食う様子を見て「親の顔が見てみたい」と言います。
織姫「そうだね あたしも見てみたい」
織姫には家族が一人もいないことを知ったリルカはその場から立ち去り同情を隠すためなのか、顔をしかめます。
ーー
一護は剣を交えれば相手の心がわかるという経験値故の能力を持ち合わせますが、銀城からは何も感じないようです。
雑念が多い一護をみて、銀城は「戦場に引き戻す」と言い一護の眼を切り裂きます。
パワハラLv100
すぐに駆け寄る織姫ですが、雪緒が生成した物体や声までも通さない牢によって閉じ込められてしまいます。
目が見えない状態で戦えない一護は一方的にボコボコにされてしまい見ていられません。
銀城は「チャドと井上を殺す」といい織姫のいる牢に向けて歩いていきます。
一護は必死に銀城を目で追いますが、眼を斬られているため視覚では捉えられません。
するとボヤッと銀城のシルエットが浮かびます。
これは霊圧知覚だと気づいた一護は銀城めがけて斬りかかります。
銀城「よくやった 完成だ」
完現術が完成する瞬間は誰かがそばで身を挺して抑えなければいけないようで、銀城は自ら悪役を買い一護の完現術を発現させたのでした。
358話「激突!?銀城を襲うXCUTION!」
チャドと織姫が月島と戦闘をしているところで始まります。
チャドが月島を追い込み、チャンス!というところで織姫はなぜか攻撃を止めてしまいます。
月島「そろそろ目覚める時間だよ 僕は誰かな?」
チャド「井上に何をした!?」
月島「君と同じことをだよ」
ーー
銀城が一護の眼を潰した理由は、霊圧知覚をできるようにするためでした。
本当に完現術が完成したことがわかります。
完現術が完成し、ようやく一息をつこうとした銀城ですが、他のメンバーの違和感に気づきます。
雪緒「そろそろ思い出してもいい頃だよね」
全員”何か”を思い出し、銀城に襲い掛かります。
ーー
やっと家に帰ることができた一護。
ゲームの中では早送りで時間が経っていたため、90分しかいなかったとはいえ久々の帰宅です。
一護「ただいま〜」
遊子「おかえりーお兄ちゃん!今日は懐かしいお客さんが来てるの!」
月島の勢力は家族や友達にまで及んでいたのです。
更には…ケイゴ、水色、たつきまでもが手中に。
力をつけて「やっと護れる」と思った矢先これはしんどい…
月島は皆に「シュウちゃん」と呼ばれ敬愛されていました。
そして月島が「チャドと織姫も呼ぼうか」と電話をかけた次の瞬間、我慢できなくなった一護は月島を思いっきり殴り飛ばします。
妹やケイゴたちは唖然。
一護は「どうしたお前 おかしいぞ」というケイゴの言葉に耐え兼ね外へ出ます。
外に出るとうなぎ屋の店長がいました。
車でうなぎ屋へ向かいます。
なにも話せない一護に優しく寄り添う鰻屋。
鰻屋の胸の中で安堵の表情を浮かべます。
すると夜中なのにピンポンが鳴りドアを開けます。
再び外へ出てひたすら街を駆け奔放します。
一護「誰かマトモなやつは残ってねぇのか!?!?」
後ろから銀城が走ってきて一護を引き止めると…。
銀城「全員月島にやられてた…!!」
359話「哀しみの戦い!一護vs茶渡&織姫!」
一護と銀城は秘密のアジトへ駆け込みます。
雪緒が言っていた「そろそろ思い出してもいい頃だよね」というセリフから月島の能力は「過去の操作」であることを銀城が紐解きます。
月島の「ブック・オブ・ジ・エンド」は元々本に挟む「しおり」から出来ています。
自身の存在を斬った相手の過去に挟み込むということが符号します。
一護の「月島を殺せばみんな元に戻るのか?」という問いに「保証はない」と銀城は答えます。
そこに突然会話を盗み聞きしていた雪緒が現れます。
雪緒は「月島さんは怒ってないよ」と言い二人を月島のいる屋敷へ案内します。
屋敷に入ると一護の友達、妹達、鰻屋店長などがいました。
一同は一護を歓迎するなり「謝れ」とひたすら連呼し、耐えられなくなった一護は階段を駆け上がります。
しかし、駆け込んだ先の部屋にはXCUTIONのメンバーが。
一護は囲まれてしまいますが、階段を壊して駆け上がってきた銀城が助っ人にきます。
銀城「全力で戦え!一護!!!」
一護は死神の時と同じくらいの速度で動き、月島の左腕を負傷させます。
イケる!と思った直度、月島の護衛にチャドと織姫が現れます。
織姫は拒絶の力で月島のケガを治し、チャドは一護を牽制します…。
二人は完全に術中にハマっており、記憶の中に月島が入り込んでいるのでした。
360話「一護vs雨竜!?裏切り者は誰だ!」
銀城はXCUTIONメンバーを一護に近づけないよう一人で4人を相手しています。
一護は月島と外での戦闘に入り、なんと「月牙天衝」を放ちます。
死神の力と完現術の力が融合していることがわかり、月島は「これもう仕上げでいいんじゃない?」と意味深な言葉を呟きます。
月島は一護の背後を取り斬りかかりますが、銀城が身を挺して月島の刀をその身で受けます。
一護は倒れ込む銀城の元へ駆け付けます。どうやら記憶は操作されていない様子。
銀城を庇い月島と対峙しますが、すぐそばに雨竜が現れます。
疑心暗鬼になっている一護は雨竜が味方なのか敵なのか判別がつきません…。
雨竜は一番最初に襲われた人物なのでどちらかというと
黒っぽい…
雨竜は弓を構え「黒崎こっちへ来い」と呼びかけます。
雨竜「わからないのか!僕を斬ったのはお前の後ろにいるやつだ!!」
銀城は先ほど月島に斬られましたが、実はこれが2回目。
過去に一度斬られ、もう一度斬られたことで”戻った”と言います。
銀城は一護を刺し、一護が苦労して手に入れた完現術を全て吸い取ります…。
こんなん人間不信なる
361話「新たな姿!護廷十三隊、見参!」
雨竜も斬られ、一護は完現術を奪われ、どうしようもできない絶望的な状況。
苦労して手に入れた完現術があっさりと奪われてしまい、怒りをあらわにします。
一護「返せよ!銀城!!!!」
一護が叫ぶと同時に光る刃が胸を貫きます。
背後を見ると一心と浦原の姿が。
まさか父親と浦原までもが裏切っていたとは思いもよらず涙声に…。
一心「よく見ろ 刀を握ってんのが誰なのか」
爆風が巻き起こり、中から出てきたのは新しい死神の姿をした一護でした。
なんとルキアの霊圧を込めた剣で一護を刺し、死神の力を復活させたのです。
浦原と一心は霊圧を込めるための手助けをしていたようです。
銀城はたかだかルキア一人の霊圧じゃ死神の力は戻らないと笑い飛ばします。
恋次「バカヤロウ!ルキア一人じゃねぇよ!」
なんと恋次、白哉、日番谷、剣八、一角の5名の霊圧も含まれていました。
久々のルキアや恋次たちとの対面で感動です。
「胸を張って受け取れ」という日番谷の声で自信がみなぎります。
362話「復活!死神代行・黒崎一護!」
一護の放った月牙天衝は銀城を大きく逸れ、後ろの建物を真っ二つにするほど威力です。
一護のスピードは凄まじく、銀城をめちゃめちゃに圧倒します。
渾身の月牙天衝を放つと、手に残った霊圧から夜一や一心、さらには総隊長までの霊圧が全て篭っているのを感じます。
尸魂界では総隊長命令により一護へ霊圧を譲渡することが決定していたのです。
これまでの恩を返してくれたんですね。
頑固な山爺を変えた一護は世界を変えたと言っても過言ではない(?)
実は、総隊長が一護に霊圧を渡した理由はもう一つあり、それは初代死神代行を倒すことでした。
初代死神代行の名はー
一護はルキア奪還後、浮竹から「尸魂界に有益と判断した場合代行証を配ることが決まっている」と説明されて渡されました。
日番谷曰く、その代行証は銀城のために創られたとのことです。
銀城はXCUTIONのメンバーに一護の完現術の力を分け与えます。
護廷十三隊vs覚醒したXCUTIONのアツいバトルが幕を開けます!
363話「激闘!死神vsXCUTION!」
剣八vsギリコ
巨大化したギリコは一瞬で真っ二つにされ死にました。
恋次vsジャッキー
恋次は女に手を出さないという矜持を抱いており、ジャッキーの先制攻撃を真っ向に受けます。
覚醒したジャッキーは全身ガソリンまみれでダーティ・ブーツはより一層強さを増します。
しかし、この17ヶ月もの間藍染を倒せるように鍛錬した恋次にとって、ジャッキーの攻撃は取るに足らないものでした。
戦況は恋次が圧倒的に優勢。
雪緒のゲームの中では決着が着くまで開かない仕組みになっており、雪緒は止めを差さない恋次を見兼ね空間ごと消滅しようとしたところジャッキーは自爆します。
日番谷vs雪緒
ジャッキーと恋次の戦闘を見届けた雪緒は十番隊隊長「日番谷冬獅郎」と対峙します。
「氷の剣とかかっこいい〜(笑)」とバカにする様子から雪緒のプライドの高さが窺えます。
雪緒は自分の能力を自慢しますが、日番谷に「そうか すごいな」とドライに小馬鹿にされてると勘違いしブチギレます。
エリートな日番谷を見て、嫉妬しているかのように日番谷を罵倒をする雪緒。
日番谷「そうか お前捨て子か」
図星の雪緒は感情を爆発させ日番谷にベラベラ自分の過去を喋りますが、あっさり背後を取られ氷のトラップに引っ掛かってしまいます。
一角vs獅子河原
なんか似た空気を感じる二人が戦います。
獅子河原が放つパンチは大木を薙ぎ倒したり、一角の肩に軽く当てただけで肩を抜かすことができるという優れもの。
獅子河原の能力はズバリ、確率です。
ナックルで殴ると確率で良い出目を引き、当てた対象に強大なダメージを与えるというもの。
一角は斬魄刀で相手をしますが、鬼灯丸が簡単にへし折られてしまいます…。
斬魄刀はアテにならねぇと思った一角は、漢らしく素手で勝負をしかけます。
しにものぐるいでお互いを殴り合いますが、良い出目を引きまくる獅子河原の方が攻撃力は圧倒的に上です。
しかし、フィジカルが強い一角は笑ったまま殴ってきます。
獅子河原は殴りを連発で出した結果、相対的に良い出目が出る確率が落ちてきていることに気づきます。
お互いへとへとになり、最後は一角の渾身の頭突きでフィニッシュです。
BLEACHにおいて脳筋で殴り合うバトルって珍しい
364話「絶体絶命!?過去を挟まれた白哉」
白哉vs月島
月島はおもむろに葉っぱを斬り、地面を斬り「意味のある行動に見えたかい?」と訊きます。
白哉が前進すると先ほど斬った地面が凸凹に生えてきます。
月島の”挟む能力”は無機質にも通用するということです。
月島は白哉の千本桜を刀で受け止めていたため、千本桜にも過去を挟んでしまいます。
つまり、白哉の攻撃は全てこの時点で見切っているわけです。
白哉の千本桜は「無傷圏(むしょうけん)」と呼ばれる自身の刃を絶対に通さない空間が半径85cmの間に存在しますが、これも月島に見破られています。
誰にも知られることのなかった無傷圏がブック・オブ・ジ・エンドを一回挟まれただけで見抜かれてしまうんですね
そして白哉は横腹を斬られ過去を挟まれてしまいます。
吭景、殲景、終景・白帝剣と白哉の弱点を看破した月島は「来なよ白哉」と馴れ馴れしく煽ります。
白哉は卍解をし、手掌で刃を操り2倍の速度で月島を追い込みます。
無傷圏にも刃を通すことができますが、かなりリスクの要る行為で、下手をしたら自傷してしまう可能性があります。
弱点を握られてる白哉はあえて自ら無傷圏に月島を誘き寄せます。
しかし、月島にタイミングをずらされ千本桜の刃に飲まれ致命傷を負ってしまうのでした。
調子づいた月島はどんな手段も封じることができるとたかをくくり、左手を伸ばした白哉に「鬼道か ほら撃ってごらん」と舐めプをかましています。
白哉は、月島をぎりぎりまで引き寄せ手を大きく広げました。
白哉は刃に飲まれた瞬間に千本桜の刃を手に握っていたのです。
胸に大きく孔を開けられた月島はその場に倒れ白哉の勝利に終わります。
月島は「僕は君の恩人だろう 心は痛まないのかい」と問います。
白哉「兄は確かに私の恩人だ だが黒崎一護の敵だ ならば誰の恩人だろうと 殺すに些少の躊躇いもない」
白哉だからこそ月島に勝てたんでしょうね
ルキアvsリルカ
ルキアはぬいぐるみが大量に用意されたかわいい部屋でリルカと対峙。
ルキアはぬいぐるみに襲われますが、ぬいぐるみがかわいすぎてなかなか斬ることができません。
リルカは銃からタンスを出し攻撃しますが、ルキアはこれをスパッと斬り落とします。
ルキアにとってタンスは可愛くなかったみたいです
ルキアは「死神は人間を護るためにある」と言いリルカを斬らない意思を示しますが、リルカは”ただの人間”と思われることを嫌悪しているため反対に怒りを買ってしまいます。
リルカが「アディクション・ショット」でルキアの体に♡を刻むとルキアは「デビ子」と呼ばれるぬいぐるみの中に入れられてしまいます。
ぬいぐるみの中に入ったルキアは斬魄刀を握ることができないため必死に逃げ回ります。
ルキアは咄嗟に鬼道を思い出し、得意とする鬼道「破道の三十三・蒼火墜」で攻撃、
と思いきや想定とは違い蒼火墜はぬいるぐみの中で爆発してしまい自爆というドンマイっぷりをかまします。
余裕がうまれたリルカは、倒れるルキアに「弱肉強食」について話します。
リルカの言う弱肉強食は殺すか殺されるかというシンプルな話じゃありませんでしたー
リルカ曰く、弱肉強食は「努力すれば必ず捕食者になれると錯覚させるために存在する言葉」で、いつだって食われるのは数が少ない方だと言います。
リルカ「あたしたちはバラバラの”弱肉”だったー」
銀城はそんなバラバラな弱肉を集め世界をひっくり返そうとXCUTIONを立ち上げたのでした。
ーー
ルキアはリルカの話している隙に斬魄刀と同期し「月白」で足止めに成功。
ルキア「正直貴様の気持ち理解できないわけではない だがそれを理由に仲間を見捨てる訳にはいかぬ」
動くなという制止を振り切ったリルカは、くしゃみでルキアをぬいぐるみから出し手に搭載された装置でルキアの体に何かを差し込んだ後に姿を眩ますのでした。
365話「一護vs銀城!代行証の秘密」
一護と銀城もまた雪緒の「インヴェイダーズ・マスト・ダイ」に入り空座町を模したフィールドで戦闘を繰り広げます。
フィールドには雨竜も参加しており、銀城が初代死神代行だということを知ると、一護が最初に代行証を受け取った時から「一護の他にも死神代行がいたかもしれない」という疑問をずっと黙っていたことに後悔し謝ります。
尸魂界が一護を死神代行と認めるならば、「初代死神代行がまだ生きているなら一護に言うべきだし、死んでいるならその理由くらいは伝えるべきじゃないか」と疑問を抱きますが、雨竜はそれを考慮すべきだが一護に伝える必要はないと判断し心の内に秘めるのでした。
一護は銀城の挑発に乗り、月牙天衝を打つと銀城はそれを切り裂き月牙天衝を打ち返してきます。
一護の霊圧を奪ったということは一護の技を全て使うことができるよいうわけです。
戦いの最中一護は銀城に「お前は今何のために戦ってる?月島なら死んだぜ」と藍染戦の時と似たようなことを質問されます。
家族や親友を手駒にされた一護は月島に恨みを抱いてるはずですが、月島はすでに白哉に敗北し亡くなっています。亡くなった時点で月島の能力は解消されるので家族や友達の心配はいらないのです。
一護は藍染の時と同様に質問に答えられません…。
すると銀城は意味深な発言をします。
銀城「もう一つ話してやろう… お前が本当に戦うべき敵の話だ」
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一護は浮竹から代行証をもらった際、「尸魂界に有益と判断された時に渡す決まりになっている」と言われました。
しかし、一護自身代行証の効力を感じたことは一度もありません。
実際、過去に芋山さんに代行証を見せた時も「そんなもん見たことないわー!」と突っぱねられていました。
代行証の正式名称は「死神代行戦闘許可証」。
銀城曰く、代行証の本当の役目は「監視と制御」であり、一護の霊圧を吸収し解析し制御するものだと言います。
そして…この計画の立案者は…「十三番隊隊長『浮竹十四郎』」でした。
雨竜は、今の一護にこんな残酷な真実は耐えられないと思い「聞くな黒崎!」と叫びますが、一護は「黙れ!!」と返すなり、突然卍解をし「インヴェイダーズ・マスト・ダイ」をぶち壊します。
しかし、卍解した一護は雨竜の思いとは裏腹に至って冷静で、一護は浮竹が言っていたことに違和感を感じていたことは確かだと話します。
一護自身、頭のいい浮竹が本気で騙しにくるんだったら、絶対にバレない手段をとったはずだと気づいていました。
一護「多分浮竹さんは 俺にわざと気付かせたんだ」
数々の絶望を乗り越えたからこそ俯瞰して物事を見ることができていて成長を感じます
浮竹の意思に気づいた一護は「みんなを護って戦う」という道を選びました。
交渉が決裂した銀城は一護を殺すべく、ついに卍解をします。
366話「変わりゆく歴史、変わらぬ心」
変わらぬものは 心だと 言えるのならば それが強さ
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現世に赴いた隊長格は一護決断を見届けに来ていたため、戦いをひとたび見ると全員揃って尸魂界に帰還します。
一護と銀城は両者ともに卍解をして対峙。
銀城は一護の顔を見て、「自分を裏切った死神を殺すことを理解した上で自分の全てを否定している」ことを悟ります。
かなり激しい戦闘をしますが、最後は地上戦で銀城が一護に斬られます。
死にゆく銀城を切ない表情で見つめる一護…。
すると突然背後から瀕死の月島が現れ一護に襲い掛かります。
しかし、ルキアの体に潜伏していたリルカが飛び出してきて一護の身代わりに。
月島「死ぬな…死ぬなよ銀城!!!!」
リルカ「気づきなさいよ!!銀城を救ったのは一護なのよ!」
銀城に敗北し無念に思った月島は、銀城との出会いを思い出します。
過去の孤独な月島を拾い、戦い方を教えたのは銀城だったのです。
全てが終わり、血反吐を吐きながら目に移ったのは、最初に置いてけぼりにされた獅子河原でした。
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ジャッキーは物陰から出てきて雪緒に話しかけます。
XCUTIONの中で唯一完現術の能力を嫌っていたジャッキーは、自身の完現術が消えたことに開放感を味わうと共に「自分達を繋げていたのは完現術だった」ことに気づき少し侘しさを覚えます。
雪緒は3年の間に自分の会社を大きくしてまた戻ってくると言い残しその場を去りました。
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リルカは浦原商店で月島に斬られた傷を回復させていました。
一緒に横たわる織姫は戦闘が終わった後、他のXCUTIONのメンバーを探したが一人も見つからなかったと泣きながら話す様子を見て、もらい泣きをしてしまいます。
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獅子河原は戦闘が始まる前に尊敬する月島に見捨てられたのにも関わらず、瀕死の月島を背負い夕日に照らされながら歩きます。
ずっと月島が最強で無敵だと揺るがない精神を貫く獅子河原。
そんな獅子河原を見て、月島は銀城がいなくなって初めて一人じゃなかったことに気づくことができました。
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場面は尸魂界へ。
浮竹は、仙太郎と清音から一護は無事だという報告を聞いて「よかった〜」と安堵をもらします。
尸魂界に帰還した一護。
山爺に呼ばれ労いの言葉をもらいますが、一護は「銀城の遺体を現世に持ち帰り埋めてやりたい」と伝えます。
銀城の気持ちを知ることができたのは同じ死神代行である一護だけです。
山爺「その言葉 熟考を尽くした上と受け取っていいのじゃな?」
一護「同じ死神代行としてこれくらいやってやりてぇだけだ これからも死神代行を続ける以上はな」
山爺「その申し出 しかと聞き届けよう」
護廷を信じ、死神代行を続けるという決断をした一護の成長に京楽と浮竹は関心した様子です。
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BLEACH死神代行消失篇 ー完ー
まとめ
かなり長くなりましたが以上が完現術篇のストーリーになります!
人間不信になってもおかしくない状況で護廷十三隊を信じることができた一護の成長が感じられる回でした。
銀城が成しえなかった世界を背負って同じ死神代行として走り続けていく決断をしたのは本当にかっこいいですね!
毎週月曜日に放映されているアニメBLEACH千年決戦篇の方も楽しんでいきましょう!
ご精読ありがとうございました!
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