ついに2022年10月にBLEACH千年決戦篇が約10年の時を経てアニメ化されました!
アニメ化を記念し、アニメBLEACH千年決戦篇のあらすじ解説を1話〜12話までの1クール全てを画像付きでまとめます!
今回は「1話〜6話あらすじ解説まとめ」です。
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前回のあらすじ
第1話「THE BLOOD WARFARE」
10年ぶりのBLEACHはユーハバッハの不適な笑みからスタートします。
ーー
技術開発局の内装はがらっと変化しており、時を経てかなり技術的に進歩しているのがわかります。
虚が何百体も消失している事態にあわただしい技術開発局。
マユリは報告を受け、虚そのものを消失させるのは奴らしかいないと確信します。
ーー
尸魂界からは、斑目志乃と行木竜之介が現世に派遣されていました。
さっそく新キャラの登場です
志乃は空座町の護衛をしていた車谷の後任で、気丈夫な性格ですが、同行している竜之介はかなりのびびりで志乃から離れるのを怖がっています。
「一人で回って性根叩き直してきなさい!」と喝を入れられ単独行動を余儀なくされますが、次の瞬間龍之介の背後に虚の姿が。
逃げ惑いながら大声でボケる竜之介ですが、いつもの志乃のツッコミがありません。
竜之介が嫌な予感を察知して振り向くと…。
竜之介は震えながら斬魄刀を握りますが、簡単にワンパンされてしまいます。
意識が遠のく中、かすかに見えたのは黄色い斬撃でした。
青い矢、骸骨の模様、体を覆う六花ー。
黒崎一護、石田雨竜、茶渡泰虎、井上織姫の登場です!
4人は圧倒的な力で複数の虚を撃破し、最後には一護が月牙天衝を遺憾無く発揮し、虚を全て仕留めました。
ーー
竜之介は一護の部屋で目を覚まします。
織姫が持って帰ってきた廃棄のパンを囲み、一護たちは談笑しながら賑わっています。
丸一日以上寝ていた竜之介は志乃のことが心配になりますが、「コーラ買ってきましたー」と元気に買い出しから帰ってきた志乃を見て一安心。
志乃に「情けなーい!」とヘッドロックをされてしまう始末です。
パンを選んでいた一護は、まだ名前を聞いていなかったことを思い出し、竜之介に名前を聞きくと…。
イーバーン「イーバーン。フルネームが知りたいか?アズギアロ・イーバーンだ」
一護の部屋の窓から勝手に侵入しいきなり名乗る謎の男が現れました。
ニルアドミラリな一護は「誰だか知らねぇがベッドから降りろ」と言いますが、イーバーンが「断る」と返すと顔面を蹴って外へ追い出します。
破面のような仮面をつけていたため破面と思われましたが、イーバーンは雨竜が持つものと同じ滅却師十字をちらつかせます。
ーー
十一番隊三席「班目一角」と同隊五席の「綾瀬川弓親」は、流魂街の魂魄が消失したことを受け、住民の捜索のために現場へ駆けつけていました。
隊士が不可解なものを見つけます。
大量の足跡でした。複数の住民が何かに追い詰められたかのように、一箇所に大量にまとまっていたのです。
しかも足跡が裸足と草履の二つしかなく、「虚に襲われたのではなく同じ流魂街の民が連れ去った」と弓親は推測します。
ーー
場面は一番隊隊舎に変わります。
護廷十三隊・総隊長及び一番隊隊長「山本元柳斎重國」のもとに一人の隊士が報告に上がりますが、突然首を刎ねられてしまいます。
白い衣を纏い、覆面姿をした6名の怪しい集団が背後に現れたのです。
聖兵「宣戦布告に参った」
聖兵と書いて「ゾルダート」と読みます
そしてその直後、一番隊服隊長「雀部長次郎」が青い矢に刺された状態で吹っ飛んできます。
山爺はすかさず雀部を庇い攻撃を仕掛けますが、6名の聖兵は一瞬にして姿を眩ますのでした。
聖兵「5日後 尸魂界は見えざる帝国によって殲滅される」
瀕死の雀部は痛みに耐えながらも最後の報告をします。
雀部「奴らは…卍解を…!」
ーー
イーバーンは執拗に一護に対し卍解を使えと煽ります。
それに対し一護はあえて煽りに乗り卍解をします。
するとイーバーンが持つ丸い装置(メダリオン)が反応し、無数の光が一護の体を纏うと卍解の力が吸収されていきます。
一護は力づくでそれを阻止し、月牙天衝で牽制することに成功しました。
痛手を負ったイーバーンは黒腔でも穿界門ない”影”に入り姿を眩ましたのでした。
イーバーン「この影は 選ばれし者しか隠さない」
ーー
イーバーンはぼろぼろの体で見えざる帝国に帰還すると、リューダースに口喧嘩をふっかけられます。
熱が入る前にリューダースはユーハバッハによって右腕を削ぎ落とされました。
ユーハバッハ「私は争いを好まんぞ さあ 平和のための報せを聞こう」
ーー
EDはなんと1話だけ限定でBLEACH原画展のテーマ「Rapport / キタニタツヤ」がフルで流れました!
映像は死神代行篇〜死神代行消失篇の全てを切り抜きしたもので、10年を節目に相応しい出来となっています!
1話(55巻)巻頭ポエム
第2話「FOUNDATION STONES」
一護がイーバーンとの戦闘を終えて家に帰ると、竜之介の伝令神機が鳴ります。
十二番隊三席「阿近」からの伝令でした。
尸魂界が襲撃を受けたこと、一番隊服隊長の雀部が殉職したこと、そして尸魂界を取り囲む遮魂膜が無傷だったことから遮魂膜を無視した移動方法が可能であることが推測されたという旨の内容に鬱蒼とした空気に…。
一護は心が落ち着かず外に見回りに行くと、空から聞いたことのある声と共に小さな破面が降ってきました。
ネル「い〜つ〜ごおおおおぉぉぉぉぉぉ;;」
挨拶代わりの超加速で一護を沈めると、泣きながら「助けてほしい」と縋ります。
どうやら虚圏にもユーハバッハの手が及んでいるらしく、ネルは現世に逃げてきたようです。
ーー
ユーハバッハ「5日か」
リューダース「はい これは双方にとって戦いの準備をするに過不及無き…」
ユーハバッハ「お前は預言者か 私は”今”の話が聞きたい」
相変わらずパワハラを続けるユーハバッハは、「黒崎一護の足止めとしては充分だった」とイーバーンを褒めた後、リューダースと同じように頭を吹き飛ばすのでした。
「破面などまた幾らでも拾ってくれば良い」というセリフからわかるように、破面に力を与えて従えています
そして、ユーハバッハがカーテンを開けると…。
なんと元第3十刃「ティア・ハリベル」が拘束されていました。
ーー
尸魂界では隊長格が一斉に揃い、に亡き元一番隊副隊長「雀部長次郎」に黙祷をします。
ちなみに火葬のシーン、漫画では白哉が雀部の人生を概略するセリフがあるんですけどカットされちゃってます;;
ーー
一護宅にて。
ネルとペッッシェを連れ帰り、二人から虚圏の現状を訊きます。
スタークとバラガン亡き後はハリベルが虚圏を統治していました。
しかし、ユーハバッハの侵攻によりハリベルは敗北し、虚圏はユーハバッハの領土となってしまったのです。
ここのアニオリの描写、星十字騎士団のおっかなさが際限なく発揮されてて興奮しました
虚圏にはまだドンドチャッカが残されており、救出してほしいというお願いでした。
一護はもちろん助けに行くと言いますが、虚を滅却する滅却師である雨竜は今回の遠征を辞退します。
すると突然、窓から盗み聞きしていた浦原が現れました。
浦原「虚圏旅行、ご手配しましょうか?」
ーー
虚圏に到着すると、すぐ付近にユーハバッハの手下と思われる人物が複数人確認でき、彼らは生き残りの破面たちを引き連れています。
辺り一帯は霊子を凝縮した青い炎が立っており、ペッシェ曰く「本来燃えるはずのない虚圏の岩や砂までもが焼き払われた」そうです。
そこらじゅうに破面の死骸が転がっていて惨憺たる有様です…。
一護、織姫、チャドの3人はドンドチャッカを助けに行くために敵軍の群れに走っていくのでした。
ーー
キルゲ・オピーは、連れ出した生き残りの破面たちを並べ、優秀な破面を篩にかけるべく「生きるか!?死ぬか!? 虚・破面混合大センバツ大会」を開催します。
キルゲが「どうしても死にたくない方ははクツを舐めるような体制でお願いして下さあい!」と言うと、一人の破面が「仲間になるって名乗り出ればすぐに助かるのか…?」と質問しますが容赦無くぶっ殺されます。
キルゲは次々と破面たちを刺していき楽しんでいる様子ですが、とある二人が反撃します。
藍染の元側近「ロリ・アリヴァーン」と「メノリ・マリア」です。
久々の登場でアツいと思わせますが、たった二撃でやられてしまいます…。
キルゲは手下に「殺さないようにほどほどにやりなさい」と命令しますが、悲鳴はどんどん大きくなります。
キルゲ「おい やりすぎてはダメだと…」
アパッチ「あぁーーーん???」
なんとハリベルの従属官であるトレスが登場しました!
三すくみのトレスは登場するなり口喧嘩になりますが、喧嘩をしながらキルゲの手下たちを薙ぎ倒し圧倒する強さをみせます。
ーー
尸魂界では隊首会にて賊軍侵略の顛末報告がされていました。
賊軍は「見えざる帝国」と呼称しています。
マユリが言うには、見えざる帝国の侵入と1話冒頭の虚消失案件は一つに繋がっており、現世で虚が大量に消失したことで尸魂界と現世のバランスが崩れ世界が崩壊することを示唆しているとのこと。
バランスが崩れ世界が崩壊してしまう理由は「BLEACH(ブリーチ)」最終回まで全編ネタバレあらすじ解説詳細まとめ!『死神代行篇』で説明しています。
マユリ「魂魄を消滅させる 賊軍の正体は…」
マユリ「滅却師だ」
2話(56巻)巻頭ポエム
第3話「MARCH OF THE STARCROSS」
トレスを仕留めた後の標的は一護へと移り変わります。
ユーハバッハが星十字騎士団全員に与えたダーテンに「一護は真っ先に始末しなければいけない特記戦力」と書かれていたため、キルゲは一護のことをあらかじめ認知していたのです。
キルゲの放つ神聖滅矢をことごとく躱わす一護は「石田の矢よりはかなり強かったぜ」とキルゲの矢を褒めますが、キルゲは「そんな筈はない」と断言します。
腑に落ちない一護は「どういう意味だ?」と訊きますが、情報をこれ以上漏らすわけにはいかないキルゲは本気を出すのでした。
滅却師最終形態
キルゲ「この姿の正しき名は『滅却師完聖体』」
雨竜が尸魂界救出篇でマユリを倒す際に使った「滅却師最終形態」は、200年前に死滅した過去の遺物であり、その性能も「滅却師完聖体」に比べたらはるかに劣るとキルゲは話します。
一護は「安心したぜ 石田がそんなキモチ悪りぃ格好に変身したら間違えて斬っちまいそうだからな」とキルゲを煽ると、超至近距離で月牙天衝を放ちました。
しかし…
傷が一つ付かないどころか、刃すら通りません。
悍ましい力を見せつけたキルゲはさらなる力を発揮します。
トレスを覆っていた三天結盾や、砂、木、岩などの虚圏に在るすべての霊圧が一斉にキルゲの元へと吸収されていきます。
キルゲ「さあ!その身に受けなさい!我が完聖体 神の正義の力を!」
なんと、キルゲは突如出現したアヨンによってぶっ飛ばされ攻撃を阻止されました。
見境なく暴れ回るアヨンはことごとくキルゲを蹂躙してみせます。
ーー
場面は尸魂界へ移り変わります。
志乃と竜之介は十三番隊 第六席「可城丸 秀朝」から死神と滅却師の歴史、それから世界の仕組みについての話を訊いていました。
<死神と滅却師の違い>
死神・・・虚(魂魄)を成仏させる
滅却師・・・虚(魂魄)そのものを滅却させる
<世界の仕組み>
現世と尸魂界の魂魄のバランス量が崩れると2つの世界は崩壊してしまう。
そのため、死神は現世に溜まりすぎた魂魄を成仏させて尸魂界へ送還することで世界の魂魄量を整えるといういわゆる「調整者」と呼ばれる重大な役割を担っている。
<死神と滅却師の歴史>
滅却師が虚を滅却してしまうと、魂魄が尸魂界へ送られず魂魄が不均衡になってしまい、世界の崩壊を招く危険性がある。
尸魂界側は何度も滅却師に対話を持ちかけたがその度に拒否され続けた。
滅却師は対話を拒むばかりだったため、尸魂界は議論の末今から200年前、滅却師殲滅作戦が決行された。
竜之介「この戦いは…死神に正義はあるんですか…?」
可城丸「戦争というのは どちらも正義だから起こるんだ」
ーー
ぶっ壊れた一番隊隊舎には、総隊長とマユリの姿が。
なにやら山爺は流魂街の魂魄消失事件についてマユリに言及している様子。
そう、マユリは1話冒頭の滅却師による虚殲滅を受け、世界の魂魄を均衡に保つために無許可で流魂街の民衆薬2万8千人を抹消したのです。
山爺は、流魂街の民の殺戮を十二番隊へ責任を押し付けますがマユリは堂々と「それは違う」と否定
マユリ「此の事態を招いた元凶の全ては 総隊長貴方が 千年前のあの時…」
マユリ「あの男を殺しきれなかった所為ではないのか!!!」
ーー
キルゲをおもちゃのように弄ぶアヨン。
植木のように地面に備え付けられたキルゲですが、調子に乗っているアパッチの胸を刺し、「聖隷」という霊子の絶対隷属の力を使い更なる変化と遂げます。
歯が剥き出しになり、左腕だけやけに剛腕で、羽にアヨンの目をつけるといった中々気味の悪い格好になりますがその強さは別格。
しかし、その背後から一護が斬りかかりなんとか危機を脱します。
ーー
一方尸魂界では、襲撃に向け一般隊士らが配備されており瀞霊廷の外を監視していました。
しかし、突如瀞霊廷の内側に複数の火柱が出現します…。
すぐに事態に取り掛かる三番隊隊士たち。
そこには副隊長の吉良イヅルの姿も。
青い火柱の中に見える人影を探知すると、滅却師であることがわかります。
探知した次の瞬間、火柱から赤い炎がイヅルの半身を貫きます。
突然の事態に護廷十三隊は為す術なし。
ハッシュバルト「慄け死神共 これより 星十字騎士団がお前達を粛清する」
3話久保先生書き下ろしポエム
第4話「KILL THE SHADOW」
可城丸先輩は叫びながらハッシュバルトに斬りかかりますが、簡単に真っ二つにされてしまいます。
三番隊隊長「鳳橋楼十郎」は溺愛する部下であるイヅルの凶報を聞いて星十字騎士団”U”「ナナナ・ナジャークープ」と対峙します。
六番隊隊士たちは星十字騎士団”F”「エス・ノト」と対峙。
隊士はエス・ノトが発射させるトゲに一度刺さると悲鳴を上げながら死んでいきます。
大勢がやられる中、一人のモブ隊士が味方を鼓舞するために「命を捨てて瀞霊廷を護るんだろう!退くな!」と勇敢な姿勢を見せます。
そしてエス・ノトの攻撃を食い止め参戦したのは六番隊副隊長「阿散井恋次」でした。
恋次は始解状態で攻撃しますが、なんと刃は通りません。
エス・ノトは攻撃を受ける際に、腕に血管のようなもの生やしガードをしていました。
そして六番隊隊長「朽木白哉」も参戦する形に。
千本桜は確かにエス・ノトの腕を傷つけましたが、なんとその後の猛攻は全て弾かれてしまいます。
護廷十三隊は、一護がキルゲとの戦闘で手に入れた「卍解を封じられる」という情報が共有されており、白哉・狛村・日番谷・砕蜂の4名は自身の副隊長に「私の卍解が封じられたらお前の卍解で倒せ」と命令しそれぞれ卍解するのでした。
白哉「卍解『千本桜景厳』」
10年ぶりの千本桜はかなり綺麗に描かれてますね
隊長4名は一斉に卍解をしましたが、なにか様子が変です。
星十字騎士団が手に持っているメダリオンをかざすと卍解が吸収されていきます。
白哉「違う…封印ではない… 卍解を 奪われた?!」
ーー
日番谷の指示で松本は縛道の七十七「天挺空羅」で二・六・七・十番隊隊長の卍解が封じられたのではなく奪われたことを全隊長に伝えます。
マユリ「何故こちらの解析が済むまで待てなかった!!信じられん馬鹿共だヨ!!」
研究室に引きこもって解析していたマユリもさすがに耐えきれず激怒してしまいます。
八番隊隊長「京楽春水」は圧倒的に情報が足りてない状況に対し動揺したのか、簡単に避けられるような攻撃をまともに受けてしまい片目を失ってしまいます。
全隊が混乱に陥る中、技術開発局を任せられている阿近は一護への救助を求めるために虚圏にいる浦原に連絡をいれます。
浦原「あ! どうもっスー阿近サンお久しぶりっスねぇ! どうっスか調子は?アタシのほうh…」
阿近「緊急事態だって言ってんだろうが!黒崎一護に繋げ!」
浦原の緊張感のない応答に声を荒げる阿近ですが、一護は未だキルゲとの戦闘中で電話に出ることができません。
ですが、どうやらキルゲは一護の卍解を奪うことができない様子で圧倒的に一護の有利に傾いています。
浦原は尸魂界に侵入者が入ったことはわかっており、自分に連絡がきたということはそれなりの事態になっているということまで予測していました。
浦原「最初の質問に戻りますよ どうなんスか?そっちの調子は」
ここのシーンユーモアがあってめっちゃ好きです!
ーー
尸魂界の緊急事態を受け、浦原は早々に一護を尸魂界へ送るためキルゲを背後から鬼道で仕留め穿界門を開きます。
10年ぶりの穿界門も超綺麗!
ーー
一護は穿界門に入り、浦原及び阿近と連絡をとりながら尸魂界へ向け走ります。
阿近から尸魂界の状況を全て聞き焦るようにスピードを上げて走る一護。
浦原は先ほどの戦闘ですでに敵のデータを入手しており、解析した結果特筆すべき3つのポイントを伝えます。
- 「滅却師完聖体」・・・死神でいう卍解に近い能力
- 「ブルート(血装)」・・・自らの血管の中に直接霊子を流し込み、攻撃能力と防御能力を著しく上昇させるもの
大きな欠点は攻撃と防御を同時にドーピングすることはできない点 - 「卍解脱掠」・・・文字通り卍解を奪うこと。しかし、黒崎一護の卍解のみ奪うことができない
つまり、尸魂界へ向かう護は一番に警戒されるということです。
浦原が敵の能力を解説していると、一護の背後から光の矢が飛んできます。
なんと、胸に大孔を開けられたキルゲは乱装天傀を纏っていたため生きており、最後のひと押しで穿界門の出入り口を塞ぎ、一護を檻に閉じ込め足止めをするのでした。
キルゲ「貴方の敗けだ黒崎一護 貴方はその暗い檻の中で 尸魂界の滅亡を只為す術もなく待つのだ」
4話久保先生書き下ろしポエム
第5話「WRATH AS A LIGHTNING」
全隊長に「黒崎一護が来る」という伝令が告げられると、失いつつあった戦意が高まっていきます。
が、しかし一護はキルゲの檻に閉じ込められ進路を絶たれてしまっています。
そして…追い討ちをかけるかのように技術開発局本部内では滅却師の能力によって操られた兕丹坊が暴れ大混乱が生じます。
阿近と一護の通話は繋がっており、一護の受話器からは断末魔と悲鳴だけが響き渡るのでした。
ーー
虚圏では復活したキルゲがチャドと織姫に止めを刺そうとしたところ、何者かがキルゲを両断します。
キルゲが死亡しても一護を纏う檻は消滅せず、月牙天衝を内側から打っても壊れないほどの強度です。
ーー
場面は朽木白哉&阿散井恋次vsエス・ノト。
卍解を奪われた白哉は恋次に対し「私の戦いを見て奴の能力を見極めろ」と言います。
エス・ノトの周りに浮かぶトゲに刺された白哉は何か違和感を感じ毒が仕組まれているかもしれないと考察します。
エス・ノトはそんな白夜の様子をみて「気が憑いてる?」と質問をします。
これははるかに昔に無くしたもの。隊長になり強くなり、敵を倒す様になって徐々に失われていったもの。エス・ノトは人の生きる上で最も重大な感覚が白哉の感じる違和感の正体だと言います。
エス・ノト「”恐怖”だ」
恋次が駆けつける前の猛攻で隊士たちが叫びながら死んでいったのは、毒でもなんでもない”恐怖”を熱烈に味わいながら死んだからなのでした。
白哉は沈着冷徹な性格で、戦闘で恐怖など感じるようなタマではありません。
しかし、エス・ノトの能力にアテられ”恐怖”を感じているとのこと。
普通であれば何から何まで疑心暗鬼になり、思考することすらもままならないはずが白哉は意志の力だけで耐えているのです。
白哉「ーーー恐怖だと?戦いの中で恐怖を受け容れ それを叩き伏せて進む力を手にして来たのだ」
白哉「恐怖など…」
白哉「!!!!」
体勢を崩した白哉は隙を突かれ胸を刺されてしまいます。
エス・ノトは”恐怖”について語ります。
エス・ノト「理由ノ在ル恐怖ハ優シい ”真の恐怖”ニハ理由ガ無イ」
エス・ノト「其レハ感情デハ無ク本能ダカラだ 吾々ハ本能カラハ逃レラレナヰ」
そして、エス・ノトは白哉から奪い取った卍解「千本桜景厳」を使い容赦なく白哉を追い込みます。
ぼっこぼこにされる白哉を見て耐えかねた恋次は攻撃に参加しますが、横入りしてきたマスキュリンに吹き飛ばされてしまいます。
ーー
瀞霊廷青龍門付近ではユーハバッハとハッシュヴァルトの姿が。
するとそこに「てめえエがこの雑魚共の親玉か?」と聞き慣れた声が…。
十一番隊隊長「更木剣八」が3人の星十字騎士団の死体を掲げたままユーハバッハたちと対峙します。
3人を倒した背景を話した後、すぐさまユーハバッハに斬りかかります。
ーー
九番隊隊舎前では九番隊副隊長「檜佐木修平」が星十字騎士団”O”「ドリスコール・ベルチ」と対峙。
ドリスコールの聖文字”O”は「大量虐殺」であり、殺せば殺すほど強くなるという能力です。
一般隊士を約200人片づけたドリスコールの強さは何倍、いや何十倍にも膨れ上がっています。
そして…元一番隊副隊長「雀部長次郎」を殺害した張本人でした。
案の定檜佐木はいつも通りぼこられてしまいピンチに追いやられます。
ドリスコールが雀部に放った時と同じ矢を檜佐木に向けて撃った次の瞬間、総隊長「山本元柳斎重國」が助太刀にやってきます。
ドリスコール「総隊長!俺はあんたに会いに来たんだ!あんたの部下の卍解で あんたの息の根を止めるためにな!」
卍解「黄煌厳霊離宮」
ーー
雀部「ノ字斉殿!!」
山本「こりゃあ!ノ字斉と呼ぶな!!」
元字塾の総師範を務めていた当時の山爺は額についた「ノ」字の傷からノ字斉と呼ばれていました。
当の本人はその名を気に入っていないらしい
山爺がその名を気に入っていないことを知っているにも関わらず、雀部は頑としてノ字斉と呼び続けていました。
雀部は元字塾の塾生ではなく、山爺の右腕になりたいという一心で毎日ように頭を下げに来ていたのです。
そしてある日。
雀部「一月前の仰せの通り 卍解を習得して参りました。」
「ならばその卍解でこの儂を倒してみせよ」という山爺のありがたい言葉で雀部は山爺の眼前で卍解を披露します。
結果、山爺を倒すことはできなかったものの山爺の額に新たな傷を残しました。
乾いた傷は十字に見え、いつしか山爺は「ノ字斉」から新たに「十字斉」と呼ばれるようになりました。
しかし、雀部は「自分のつけた傷ごときがノ字斉殿の名を変えて言い訳がない」といい依然として「ノ字斉」と呼び続けました。
儂は長次郎の為に自らに…
「元柳斎の名をつけた
ーー
檜佐木「総隊長オ!!!」
ドリスコールの攻撃を受けて一歳動きを見せない山爺。
「部下の卍解に撃たれて反撃する余力も無えか?!」と意気揚々と攻撃を当て続けるドリスコール。
そして山爺は静かに怒りをあらわにします。
山本「さぞ悔しかろう…長次郎… お主の磨き上げた卍解は…」
山本「この程度では断じて無い!!!!」
怒りを込めたその一振りはドリスコールを骨の髄まで焼き尽くしました。
その莫大な霊圧を感じ取った全隊士は呼応するように立ち上がり、瀞霊廷中の士気が上がります。
いよいよ死神vs滅却師マジバトル開始です
ーー
山本「漸くお主を弔うことができた 長次郎よ さらば」
5話(58巻)巻頭ポエム
第6話「THE FIRE」
剣八はユーハバッハとの戦闘に敗れしてしまいました。
そこに音もなく山爺が降り立ってきます。
山爺とユーハバッハ、1000年ぶりの対峙です。
爆炎を上げながらかなり激しい戦闘が繰り広げられ、周りの建物は二人の縦横無尽な動きに次々と破壊されていきます。
ここの原作には無い戦闘の描写大好きです
素手で戦っていたユーハバッハが漸く剣を抜くと、山爺はついに卍解を披露します。
卍解「残火の太刀」
先ほどまで炎で包まれていた景色が一瞬にして消え、ユーハの前には山爺がぽつんと一人立っています。
尸魂界中の水分が蒸発し、唇が切れるほど空気が乾燥する始末に。
隊長格全員がすぐに「これは残火の太刀だ」と気づきます。
卯ノ花「さっさと勝負つけてしまって下さいね 貴方自身の力で尸魂界が滅んでしまう前にーー」
焼けこげた小さな刀ですが、炎を全てその刀に凝縮した卍解です。
斬っても炎が出ない刀を見てユーハバッハは探り探りで山爺の攻撃をかわします。
山爺の刀が地面に触れるた瞬間…。
なんと地面が真っ二つに。
ユーハバッハ「鋒か!」
山本「明答」
鋒を当てた場所が真っ二つに割れるこの技は「残火の太刀”東”『旭日刃』」です
ユーハバッハの「鋒に触れずに戦えばいい」という安直な判断に対し、次に山爺は”西”の技を使います。
残火の太刀”西”「残日獄衣」
その身に纏う炎の温度は約1千500万度。太陽よりも熱い温度を纏い相手を蹂躙します。
あまりの熱量に硬直してしまうユーハバッハに「逃げても良いぞ 直ぐに捕らえて殺すがな」とすげー恐ろしい顔で畳み掛けます。
慌てて矢を撃つユーハバッハ。
「滅却師の戦術が滅却師十字と神聖滅矢だけだと思うなよ」と言い”聖唱”「聖域礼賛」という極大防御呪法を繰り出します。
しかし、山爺はユーハバッハ防御呪法を上回る次なる技を披露します。
残火の太刀”南”「火火十万億死大葬陣」
火火十万億死大葬陣の能力は「山爺がこれまでに斬ってきた者たちの灰に刃の熱を与えて叩き起こし、目覚めた亡者は手足となり敵と認識した者を塵となる迄追い詰める」というものです。
亡者たちはユーハバッハ目掛けて行進を始めます。
体を覆いつくす亡者の顔をよく見ると、その中にはユーハバッハの部下の骸が…。
ユーハバッハの中にまだ心が残っていたのか、心を痛める様子がうかがえます。
骸を破壊しながら歩みを進めるユーハバッハに山爺は語ります。
自身の能力の悪辣さに同感するも、「全てお主が殺した死神たちの憎さ苦しさに足りぬとしれ!」と一喝。
そして、ユーハバッハに止めを刺すべく山爺は最後の奥義を発動します。
残火の太刀”北”「天地灰尽」
天地灰尽で体を真っ二つにされたユーハバッハ。
これにて決着と思われた戦いですが、死に際に吐いたセリフに山爺は違和感を覚えます。
ユーハバッハ「力及ばずか….申し訳ありません…申し付けを果たせませんでした…」
「ユーハバッハ様」
今まで山爺が戦っていたのはユーハバッハではなく、星十字騎士団”Y(貴方自身)”「ロイド・ロイド(R)」でした。
双子兄弟の弟であるロイド(R)は、山爺と対峙した時からユーハバッハの姿形以外に記憶と精神の全てをコピーしていました。
ちなみに”L”のロイドはすでに剣八との戦闘で敗れています。剣八が「俺に化けてきた」と言ってたやつですね!
たちまち本物のユーハバッハが現れ、用済みなったロイドを木っ端微塵にしてしまいます…。
山爺「貴様今迄何をしておった」
ユーハ「一番隊舎の下には何がある?」
山爺「真央地下大監獄…!」
ユーハ「藍染惣右介に会って来た」
ユーハバッハは藍染を突起戦力として認め、部下になるようスカウトを持ちかけていました。
しかし、あのプライドの高い藍染ですから当然のように断られたわけです。
藍染との会話シーンもアニメオリジナルですね!
山爺は慌てて卍解をしますが、なんとあっけなくユーハバッハに卍解を吸い取られてしまいます。
山爺の卍解は強大であるが故、ほぼ同等の力であるユーハバッハ以外では御しきれないのです。
だからロイド・ロイドには「私が戻るまで手を出すな」と命じていました。
卍解を奪われて立ちすくむ山爺。
ユーハバッハ「さらばだ 山本重國」
6話(57巻)巻頭ポエム
まとめ
以上がアニメBLEACH千年血戦篇season1前編1話〜6話でした!
一護たちのかっこいい登場シーンから星十字騎士団の襲撃、隊長格の死亡、総隊長とボスの対峙etc…とかなり内容が濃く見応えがありました!
次回は千年血戦篇season1-後編-(6話〜最終話)です!
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