ついに2022年10月にBLEACH千年決戦篇が約10年の時を経てアニメ化されました!
そして、アニメBLEACH千年血戦篇2期「訣別譚」は2023年7月8日より毎週土曜日テレビ東京系列ほかにて放送開始です!
アニメ化を記念し、アニメBLEACH千年決戦篇のあらすじ解説を1話〜12話までの1クール全てを画像付きでまとめます!
今回は後編「7話〜最終話話あらすじ解説まとめ」です。
前回のあらすじ
第7話「BORN IN THE DARK」
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冒頭では若き日のユーハバッハと初代護廷十三隊が対峙し、護廷十三隊が次々と滅却師を殲滅するシーンから始まります。
門下生だった頃の京楽が山爺に叱られる過去シーン。炎のまとわれた男の絵を見た京楽は「山じいこれなに?」と聞くと「あれはむかーし尸魂界に現れた化け物じゃ」と応えます。
山爺「もしまた現れるような事があればその時は ーーーー 儂がここに戻ることは無いじゃろう」
ーー
回想が終わり山爺が真っ二つになる描写に…。
山爺は真っ二つになった体でもユーハを逃さまいと足をつかみますが、無惨にも木っ端微塵にされてしまいます。
そして、追い討ちをかけるかのように聖兵の増兵が隊士らを襲います。
完膚なきにまでボコボコにされる尸魂界ですが、なんとか阿近が黒腔を開き、閉じ込められていた一護がようやく尸魂界の地を踏みます。
瀕死の白哉は目の前に降り立った一護に「頼む 尸魂界を守ってくれ」と恥を忍び最後の頼み事をするのでした。
一護は言葉を発しませんでしたが、体から蒸気が噴き上がるほどの怒りをこみあげます。
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一護はユーハの霊圧を感じとると、すぐに現場に向かいます。
「尸魂界をめちゃくちゃにしたのはてめえかって訊いてんだよ!!」と叫び月牙天衝を放つも簡単に封じられてしまい、あげく首を突き刺さされてしまいます。
が、一護はなんと無意識に静血装を使用しユーハバッハの攻撃を食い止めました。
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ユーハバッハ「こんなにも早くお前の霊圧の中の記憶を喚び起こしてしまった」
一護がキルゲの監獄の中で月牙天衝を放ち続けた結果、爆発的に解き放たれた霊圧の残滓が周囲の霊圧を巻き込み、滅却師としての霊圧が一護の霊圧の記憶を根源から呼び起こしたのです。
困惑している一護にユーハバッハは「お前は自分のことを何も知らぬのだな…自身の母のことさえも」と意味深なことを言います。
理解が追いつかない一護を力づくで連れ変えようとしますが、”見えざる帝国”以外での活動時間の限界が来てしまい滅却師たちは影へ帰っていってしまいます。
7話久保先生書き下ろしポエム
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第8話「THE SHOOTING STAR PROJECT【ZERO MIX】」
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崩壊してしまった尸魂界。
怪我人と死体がそこらじゅうに転がっていて、四番隊を筆頭に怪我人の搬送と治療を進めます。
亡き山本総隊長の命令で四番隊隊舎にしている卯ノ花と勇音。
尸魂界が襲撃でごたついている中、何もする事ができない
亡き山本総隊長の命令で四番隊舎にしている卯ノ花と勇音。
勇音は現場の怪我人を助ける事ができないことを悔やみ涙を流します。
ーー
白哉、剣八以外の全隊長格が一番隊隊舎に召集され、隊長たちは山爺の遺体が跡形もなく消滅させられたことを知ります。
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個々様々な感情に駆られ空気は最悪です。
情報伝令に来た隠密鬼道隊士に声を荒げてしまう砕蜂に、狛村は「叫びたいのが貴様だけだと思うか!!!」と叱咤します。
京楽「はいはいはーい ケンカしなーい」
京楽「護廷十三隊は死人を悼んだり壊れた尸魂界を思って泣くためにあるんじゃない」
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「尸魂界を護るためにあるんだ」
ーー
一護とマユリは十二番隊隊舎で、ユーハバッハによって破壊された一護の斬魄刀「天鎖斬月」を改造していました。
マユリ曰く、破壊された卍解は二度と元に戻らないらしく、そのためマユリは直すのではなく改造すと表現しました。
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初期に破壊された狒狒王蛇尾丸は白哉に破壊されて以降壊れたままです
突然マユリの伝令神機が鳴り出します。
マユリ「零番隊サマのお出ましだヨ」
ーー
瀞霊壁に召集された護廷十三隊隊長格。これから零番隊をお迎えするようです。
そこに天柱輦と呼ばれる巨大な筒状の乗り物が空から降ってきます。
京楽は零番隊について何も知らない一護に零番隊の構成について説明をします。
京楽「全構成人員は5人 全員が隊長 零番隊に隊士はいない」
京楽「そしてその5人の総力は十三隊全軍以上だ」
中からは総勢5名で構成された零番隊が出てきます。
零番隊メンバー
「穀王」曳舟 桐生
「大織守」修多羅 千手丸
「泉湯鬼」麒麟寺 天示郎
「刀神」二枚屋 王悦
「まなこ和尚」兵主部一兵衛
懐かしの再開で挨拶を交わす零番隊と護廷十三隊。
零番隊が降りてきた目的は白哉、恋次、ルキアの回収及び治療、もう一つは一護の特訓でした。
すると突然浦原からビデオ電話が入ります。
浦原は一護に「アナタはアナタのために動いてください」と温かいを言葉を投げかけました。
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浦原の背後で叫ぶ声はどこかで聞いたことあるような…。
一護は和尚に連れられ霊王宮へ。霊王宮に入るために王鍵が必要ですが、ここで王鍵の正体は零番隊の骨であることが判明しました。
藍染は王鍵を創ろうとした、つまり藍染は霊術で零番隊の器を作りだろうとしていたわけです。
霊王大内裏の周りに浮かぶ5つの島は零番離殿といい、零番隊の城にあたる場所です。
そのうちの一つ「麒麟殿」で修行開始です。
8話久保先生書き下ろしポエム
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第9話「THE DROP」
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「菜々緒ちゃん、僕らお別れかもしれない」
ーー
一護と恋次は麒麟殿で白骨地獄と血の池地獄に入り、治療をしていました。
二人は麒麟寺の突きを耐え、体が完治したことを証明すると、次なる試練へ向かいます。
本来、超霊系で造られた防護湯衣をまとっていなければ”超回復”で体がグズグズ
になってしまうらしく、そんなところに全裸で浸かっていた一護と恋次はとんでもないやつらなのです。
ーー
その頃、京楽は地下議事堂で、一番隊新体制につき副隊長を2名選出する
という異例の提案を中央四十六室に持ちかけました。
沖牙三席を一番隊の実務に、伊勢副隊長を側近に置くというもの。
当然四十六室は批判をしますが、副隊長の任命権は同隊の隊長にあることを決めたのは
他でもない四十六室であることから、強く反発ができず、一番隊の副隊長は2名で決定します。
そして、京楽は総隊長としての最初の仕事として「更木剣八に斬術を教える」と提案します。
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当然、四十六室は強く反対。
なぜなら、剣八が暴れてしまえば誰も止めることができないからです。
しかし、悠長なことは言ってられず、剣八の力をなくして滅却師という強大な敵には
勝つことができないのです。
「あんた方自分の身を自分で守れますかね」と問われた四十六室は何も言い返せません。
京楽「どうやらお許しが出たみたいだ 入っておいでよ 更木隊長の件はあんたに任せたいんだ 卯ノ花隊長」
京楽「いや 初代”剣八” 卯ノ花八千流」
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ーー
一護と恋次が続いて到着したのは「臥豚殿」です。
臥豚殿で曳舟桐生の渾身の料理を振る舞われ、ありったけの食事をかきこみます。
「何もナシでこんなもん食わせてくれるワケねーだろ!」と疑心暗記になる一護。
しかし、臥豚殿は食の宮殿。
ここで腹をいっぱいに拵えることこそが修行でした。
腹一杯に食べ、力を蓄え、次の戦いに備えます。
そして、大量の霊圧を料理に注いだ曳舟は、体型がみるみると痩せていくのでした。
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曳舟は、零番隊の儀には歴史が詰まっていると言います。
その歴史とは、尸魂界において何かを創り出したものたち、すなわち零番隊そのものが
尸魂界の歴史であるということです。
曳舟はコンの魂でもある「義魂」を創造した人物でした。
義魂の真髄とは、全く別の霊圧を体内に取り入れ、自らの霊圧の階層を上げること。
一護と恋次はその真髄が込められた料理を食べたため、別次元の霊圧が流れているのです。
曳舟「次の宮のあいつは 何をしてくるか分からないから」
曳舟「次の鳳凰殿の二枚屋王悦は”斬魄刀”を創った男だよ」
ーー
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最下層・無間
無間。その字の如く、一分の間も無く閉ざされ、その音の如く無限の広さを持つ場所。
”剣八”同士の闘いの舞台としてはここにおいて他はありません。
剣八は無間の重い扉を開け、暗がりを進むと、そこには卯ノ花の姿が。
卯ノ花「総隊長命令でなければ罪人でも無き我々にこの地に立ち入る許しなどでようにもありません」
更木「どの口が言いやがる 俺もあんたも力が無けりゃ ただの罪人だろうがよ!」
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卯ノ花「貴方の声を聞く度に 私についた唯一の傷が疼いて仕方がないのですから」
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これまで胸元の傷は髪で隠していたんですね
更木「ぬかせ 傷が疼いて仕方ねえのがてめえだけだと思うかよ!」
壮絶な戦いの幕開けです。
ーー
京楽「史上最強と言われる初代十三隊 その中で十一番隊隊長を務め 今の十一番隊の原形を作った」
卯ノ花は山爺に力を買われ、尸魂界史上空前絶後の大悪人のとされていたのでした。
無数に存在する流派の中で、あらゆる刃の流れは我が手にありと自ら”八千流”の名をつけたのです。
卯ノ花「更木剣八 貴方は死なない貴方は死線をくぐる度強くなる」
卯ノ花「それこそが貴方が自らに課した過ち そして…私の罪」
9話(59巻)巻頭ポエム
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第10話「THE BATTLE」
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「さようなら 世界でただ一人 私を悦ばせた男よ」
ーー
剣八同士の激しい闘いが幕を開けます。
戦闘開始早々、剣八は喉を刺されますが、それは刹那の幻覚で、闘いを楽しむという感覚を再び得ることができた剣八は全霊をもって卯ノ花に挑みます。
何度も意識が飛ぶ感覚…その懐かしい感覚を剣八は噛み締め、過去の卯ノ花との出会いを思い出すのでした。
ーー
遡ること数百年前ー。
四番隊は”瀞霊廷の安寧”という名目で、流魂街の僻地へ派遣され、卯ノ花は人斬りを
愉しんでいました。
ふと振り返ると憶えのない死体の山積みが…。
隊士「誰だあの餓鬼は?」
幼い頃の剣八が、死体の山の上にあぐらをかいて座っていたのでした。
ーー
卯ノ花と剣八はそこで初めて剣を交え、卯ノ花は悦びを感じるとともに、
剣八に対し”枷ををかけてしまった”と自責の念を抱きます。
尸魂界へ旅禍としてやってきた一護にギリギリで勝利したこと。
ノイトラとの闘いでもギリギリで勝利したこと。
どちらも側から見れば「相手が強かった」と思いますが、卯ノ花だけは
そうではないことを知っていました。
卯ノ花「貴方だけがあの戦いでギリギリで戦う悦びを知ってしまったこと」
卯ノ花「それこそが 私の罪」
剣八は隙をつき、卯ノ花の体を一刀両断することに成功。
しかし、”闘いを楽しむために”回道を極めた卯ノ花は一瞬の間に傷を回復させます。
そしてついにー。
卍解『皆尽』
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卯ノ花「座興は此にてお仕舞」
卯ノ花が卍解すると、あたり一面を血液のような液体でいっぱいにし、刀身も
その液体が纏わりつくという不気味な雰囲気に一変します。
卯ノ花の卍解『皆尽』は、斬られた箇所を即時回復するというもの。
まさしく闘いを愉しむために無限に斬り合うことができる”剣八のため”の卍解です。
剣八は闘いの最中、今度は溶けるような感覚を味わいます。
剣八「ありがとう…これが戦いだ!!」
交える刃の中で本来の戦いを愉しむという感覚を取り戻していきます。
一つの時代に剣八は一つ。
卯ノ花は青年期の剣八と剣を交えた時点で、
”剣八”の名を持つのはこの子が相応しいと考えていました。
そして、剣八の渾身の突きは卯ノ花の喉元を強く貫くのでした。
ーー
死にゆく卯ノ花を腕に抱え、「死ぬな!」と喚く剣八。
卯ノ花はそんな剣八を見るなり、「子供みたい」と微笑み息を引き取ります。
それと同時に、剣八の名前を呼ぶ声がすぐ近くから聞こえます。
剣八「誰だ!!」
?「ようやく届いたのですね 私の声が」
?「お前を誰よりも長く 誰よりも近くでずっと見てきた私の声が」
?「初めまして更木剣八 私の名はーー」
ーー
一護と恋次は麒麟殿に到着。
美女たちに囲まれ豪華な接待を受けます。
ノリノリな王悦についていけず、「帰れ」と言われると
二人はしょうがなく逆立ち土下座をし、手持ちのスマホで激写されて
しまいます。
奥に通されると、二人は謎の大穴に落とされ、王悦から修行の説明を受けます。
どうやら、さっきまでの美女は全て斬魄刀だったらしく、斬魄刀と死神の見分けもつかない一護と恋次の愛の無さに呆れ、斬月と蛇尾丸を折られてしまいます。
大穴の中は暗闇の中で、大勢の何かが蠢いています。
その名も「浅打」。
浅打は全ての死神に配布されるLv.1の斬魄刀。
どんな形にもなれる最強の斬魄刀です。
王悦はまず、斬魄刀の本質を理解させるため2人を大勢の浅打たちと戦わせるのでした。
長い死闘の上、合格したのは恋次。
不合格を言い渡された一護は、なんと現世に送り戻されてしまいます。
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王悦「お前 お家に帰んな」
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さっきまでノリノリだった王悦がマジトーンで言い放った一言はかなり強烈。
王悦の真意は、ただ一護の心を折りたいだけではなく、一護に自分の過去を
知って欲しいというものでした。
過去を振り返らせるべく、実家クロサキ医院へと送り込みます。
10話(60巻)巻頭ポエム
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第11話「EVERYTHING BUT THE RAIN」
絶望の表情でクロサキ医院の前に佇む一護。
中から父・一心が出てくるも、一護は顔を合わせる前にどこかへ消えてしまいます。
一護が向かった先はバイト先の「うなぎ屋」。
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ちなみに鰻屋ではなく、何でも屋さんです。
一護はバイトをさぼりまくって突然駆け込んだことを店長の育美さんに謝りますが、育美は「子どもは大人を頼ればいいの!」と温かい言葉を投げかけてくれます。
すると、ピンポーンとチャイムが鳴ります。
育美さんがドアを開けますが、そこには人の姿は見えません。
ただ、一護だけがその姿をはっきりと捉えていました。
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一護「その格好で迎えに来たんだ 状況はわかってんだろ?」
一心「追い返されたんだろ?」
一護の身に起きた出来事をすでに知っていたようです。
これを機に、一護の母・真咲についてずっと隠してきた真相を話します。
ーー
一心は十番隊隊長時代、とある任務で現世に赴いており、大怪我をして道路に倒れ込んでいました。
そこに助けにやってきたのが黒崎真咲です。
真咲「私は黒崎真咲…滅却師です」
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当時の十番隊は隊長に一心、服隊長に乱菊、三席に日番谷の構成でした。
日番谷が気になる報告書を持ってきたといい、一心に見せます。
内容は、現世の鳴木市という中規模の都市で、担当の死神が立て続けに3名死亡している
というものでした。
危険を察知した一心は他の業務を日番谷らに任せ、すぐに現世へ向かいます。
その頃、藍染・市丸・東仙の3人はなにやら怪しい実験をしていました。
まさに、その実験で生み出された怪物が一心と真咲の運命を大きく変えるのです。
ーー
真咲は当時高校生でした。
石田家の豪邸で養われており、石田家のメイドである片桐は真咲の聖練の調子を伺います。
お調子者で、あまり勉強も得意でない真咲はボチボチ…としか答えられませんでした。
片桐が一喝すると、奥の扉から竜弦が現れ、その場を収めます。
真咲は最後の純潔の滅却師であるがために、厳しい教育・訓練を受けてきました。
その血統を守るため、竜弦の母は竜弦と真咲を婚約させるため、真咲を石田家に迎え入れたのです。
ーー
天気は雨。一心は鳴木市に到着。
死神が標的になるということは、死神自体を狙っているのか、
あるいは霊圧に反応しているのかのどちらかであることがわかった一心は、
敵を誘き寄せるために霊圧を放ちます。
その瞬間、黒い影が隊士を襲います。
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見た目は”虚”そのもの。
遠隔で様子を見ていた藍染は一心が登場したことに驚く様子。
近くで霊圧を感じた真咲は、現場で駆けつけようとしますが、竜弦がそれを止めます。
真咲「あたしにとって”自分を大切にする”っていうのは今日できることをやり逃さないことなの」
真咲「仕来たりにしたがって今日できることをやらないで、誰かを見殺しにしたあたしを明日のあたしは許せないと思うから」
ーー
剣先は死神、戦い方は虚みたいなやつに苦戦する一心は、ついに始解をします。
一心「燃えろ『剡月!!!』」
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死闘を繰り広げますが、浦原が開発した「霊圧を完全に遮断する外套」を纏った藍染に不意打ちをかけられ、一心は怪我を負います。
虚に押される一心。そのピンチを救いに来たのが滅却師・真咲でした。
虚は真咲めがけて一直線に襲いかかります。
動きが早すぎて避けられないと判断した真咲は、あえて自ら攻撃を受け、動きを食い止めて至近距離で弓を放つことに成功します。
虚はなぜか自爆し、真咲は倒れている一心の元へ駆けつけます。
真咲「黒崎真咲…滅却師です」
一心「!」
一心「そっか!いや〜〜〜生で滅却師見れるなんてトクした気分だなぁ」
真咲「(なんだろうこのひと 死神ってこういうもんなの? そうだといいな)」
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ーー
虚・ホワイトは死神を元に作られた虚です。
死神の虚化のために創られたホワイトですが、自爆をしてしまったのです。
ホワイトが自爆するという結果は予想を上回りましたが、失敗したわけではありませんでした。
藍染「死した死神から形造られた虚が敢えて最も自らと相反する存在である滅却師を選んだ」
藍染「その先を見てみたいとは思わないか」
第12話「EVERYTHING BUT THE RAIN JUNE TRUTH」
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一心は瀞霊廷に戻り、太首会にて、今回の事件を報告します。
虚を撃退したことだけを報告し、滅却師である真咲との遭遇は隠しています。
真咲も体が回復し、学校へ通います。
帰路の途中、急に体がぐらつき、すれ違った浦原にぶつかってしまいます。
浦原は真咲の中に何かを感じとります。
ーー
真咲は石田家に戻りますが、片桐に虚との一件で怪我を負ったことを責められます。
片桐は許嫁である真咲が怪我を負うことで、滅却師の純血を濁したくないと考えたのです。
竜弦が母親に弁明しようとした瞬間、真咲が倒れ込んでしまいます。
真咲の喉元には虚のような穴が空いていました。
竜弦は真咲を抱え、外でかけ出すと、ばったりと一心と浦原に出会します。
浦原「ここで争ってる時間はない」
浦原「その娘を助ける選択肢を教えます」
ーー
浦原曰く、真咲はすでに虚化しており、二度と戻ることはないそうです。
しかし、命を救う方法がただの一つだけありました。
それは…「一心が死神を捨てること」です。
真咲が再び蘇るためには、内なる虚と自身の魂魄を霊子で結びつけなくてはなりません。
また、虚化に対しては、虚の相反する存在である死神の強大な力が必要です。
その責を担えるのは、ただ1人。隊長格の霊圧を持つ一心の他に居ません
霊子の結びを保持するために、一生真咲のそばに居なくてはならないのです。
死神側にデメリットしかない条件ですが、一心は浦原の説明を遮るように「やる!」と即答します。
浦原「未練は…ないんスね?」
一心「ないわけねーだろ!タラタラよ!だがそれが何だってんだ!」
一心「未練に足を引っ張られて恩人を見殺しにした俺を、明日の俺は笑うだろうぜ」
浦原の術式が始まり、一心は精神世界でホワイトを封じ込めます。
![](https://yurukensblog.com/wp-content/uploads/2024/05/スクリーンショット-2024-05-18-17.59.46-1024x576.png)
そして無事2人の魂魄の結合に成功しました。
真咲は高校卒業後、虚の魂魄が混ざったことで石田から離れることに。
長い結婚生活が始まります。
ーー
一心「そしてお前が生まれた。 お前が生まれてからのことはわざわざ説明するまでもねえだろう」
一心「だが、お前が経験してきた事の中で、まだお前が知らないことがある」
一心「9年前の6月17日 ーー 母さんが死んだ日の事だ」
ーー
一心曰く、真咲は死ぬわけはなかったそうです。
真咲は防御の血装「静血装」には長けていました。
当然、モブ虚なんかに倒されるわけがありません。
ではなぜ命を落としたのかー。
その原因はユーハバッハによる「聖別」でした。
滅却師の伝承にこんなものがあります。
「900年を経て鼓動を取り戻し 90年を経て理知を取り戻し 9年を経て力を取り戻す」
![](https://yurukensblog.com/wp-content/uploads/2024/05/スクリーンショット-2024-05-18-18.01.46-1024x576.png)
ユーハバッハは自らの力を取り戻すために不浄と決めた滅却師から力を全て奪い去ったのです。
その対象が真咲であり、石田の母・片桐叶絵だったのです。
なぜそんなことが可能なのか。
それは、ユーハバッハが全ての滅却師の始祖だからなのです。
そして、全ての滅却師にはユーハバッハの血が流れています。
一護はユーハバッハと対峙した時の言葉を思い出しました…。
「(さらばだ黒崎一護 闇に生まれし 我が息子よ)」
自分の過去の真相を知った一護からは覚悟を決めた表情が見えました。
![](https://yurukensblog.com/wp-content/uploads/2024/05/スクリーンショット-2024-05-18-18.15.39-1024x576.png)
一護「親父 ありがとう」
12話「(61巻)巻頭ポエム」
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第13話「THE BLADE IS ME」
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「ずっと考えないようにしてた… 初めてあいつと対峙した時 あそこに呼び寄せられた気がしたんだ」
ーー
現世から麒麟殿に帰ってきた一護。
王悦は再び浅打との勝負をさせようとしますが、すでに多数の浅打が一護の前にひれ伏していました。
ーー
卍解を奪われた隊長たちや、副隊長たちは、今回の滅却師の襲撃を受け、
各々がこのままではまずいという焦りから修行に励み出しました。
一方、七番隊隊長・狛村左陣は「大爺様」と敬称する人狼一族の長に会いに行っていました。
狛村「大爺様に一族の秘技を授けて頂きに参りました」
ーー
新たな浅打を手に入れた一護。
ついに、新たな斬魄刀を造るべく、二枚屋親衛隊が大手を振るって相槌を打ちます。
王悦「心しな一護チャン 斬月に分かれを告げるコトにな!!」
斬月といえば、刀身の色が黒というイメージですが、王悦が打っている斬月の刀身は真っ白。
その理由は、虚が混ざっているからです。
ホワイトと名付けられた藍染の造った虚が真咲に影響を与えたことで、子である一護にもその影響が現れ、死神の力と溶け合いだして具現化したものです。
そして、新たな衝撃の事実が発覚します。
王悦「君は知ってる筈Sa 今まで君の魂の内側で斬魄刀のフリをしていた男の事を!」
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一護の精神世界に居た斬月のおっさんは、尸魂界を蹂躙している敵、ユーハバッハの
1000年前の姿だったのです。
ーー
一護は精神世界で斬月との会話を試みます。
一護「どういう事だよ…斬月…」
斬月「聞いた通りだ そして私は斬月ではない」
斬月「お前の中の滅却師の力の根源 ユーハバッハでありユーハバッハでないもの」
曖昧な答えに納得いかない一護。
しかし、斬月にははっきりとした意思がありました。
これまで一護がピンチに陥った際、虚の力が自身を救っていました。
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斬月は一護の本来の力を抑え込み、危険な戦いから遠ざけていました。
もし死神になってしまえば戦いに巻き込まれ、苦しみ傷ついてしまう。
そうなれば苦しみから解放するために斬月自身の手で一護を殺さなければならないと思っていました。
斬月は一護を死神にさせたくなかったのです。
しかし、困難な戦いを切り抜け、成長してゆく一護をみて、死神から遠ざけるよりも「意志を助けたい」と気持ちが変わっていったのです。
斬月「お前は強くなった 私はずっと傍で見守ることができた これ以上の幸せがあるものか」
斬月は姿を消し、刀剣となり新たな斬魄刀へと生まれ変わります。
斬月「お前はもう自分自身の力で戦っていいのだ。 持っていけ それがお前の真の斬魄刀」
「斬月だ」
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一護「斬月 もうあんたに力を貸してくれとは言わない 一緒に戦おうとも言わない」
一護「俺は俺自身で戦う ありがとう斬月 あんたは俺だ」
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まとめ
以上が千年血戦篇season1-後編-のネタバレ解説でした!
アニメBLEACH千年血戦篇2期「訣別譚」は2023年7月8日より毎週土曜日テレビ東京系列ほかにて放送開始です!
楽しみですね!
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