2022年、ついにBLEACH千年決戦篇が約10年の時を経てアニメ化されました!
そして、アニメBLEACH千年血戦篇2期「訣別譚」が2023年7月8日放送開始され、
第3期「相剋譚」が2024年10月よりテレビ東京系列ほかにて放送開始です!
アニメ化を記念し、アニメBLEACH千年決戦篇のあらすじ解説をまとめました!
今回は「20話〜26話あらすじ解説まとめ」です。
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前回のあらすじ
第20話「I AM THE EDGE」
四番隊副隊長・虎徹勇音と十一番隊副隊長・草鹿やちるは、瀕死の六車とローズの療養をしていました。
突然、勇音の耳元で何者かが囁きます。
気づかない間に勇音の背中にキモオジが乗っかっていたのです。
やちるは反射的にキモオジの顔面を殴りますが、その直後何を殴ろうとしたかという記憶を無くしてしまい、反撃を受けてしまいます。
ここまでが前回のラストのあらすじです。
鼻血を流すやちるを心配する勇音ですが、やちるはどこに顔をぶつけたかわからない様子。
すると。
キモオジ「初めまして。星十字騎士団『V・消尽点』のグエナエル・リー」
グエナエル「お前たちはこのわしの存在を見ることも感じることもそして、記憶することもできん」
グエナエルが姿を現した直後、やちるがグエナエルに殴りかかります。
勇音「なんてことするんですか!敵か味方もわからない人にいきなり殴りかかるなんて!」
やちる「うん、でもたぶんあの人敵だよ あの人見た時ザワっとしたし!」
グエナエルの能力は自分の存在を相手の知覚から消すこと。
その能力はバージョン1〜バージョン3の三段階があります。
バージョン1「姿が消える」
バージョン2「存在までが消える」
バージョン3「存在が意識の中からも消える(存在を忘れる)」
まぁ無敵な能力であるわけですが、本能のまま動くやちるには不利なものでした。
やちるは初めて自身の斬魄刀「三歩剣獣」を使用し、見事グエナエルを倒します。
ーー
グエナエルはなんとかやちるの攻撃をギリギリでかわしており、かろうじて生きていましたが
何者かに後ろから斬りつけられ、殺されてしまいます。
グレミィ「すごくがんばったよ ”僕の空想の産物”としては」
なんと先ほどまで戦っていたグエナエルは、グレミィという滅却師が”想像”で創った人物だったのです。
勇音とやちるは新たな敵の登場に身構えます。
そして、彼は勇音の結界の中に入り、治療中の六車とローズのベッドに腰掛けます。
勇音「あなたは一体誰なんですか…そこからどいて下さい…」
グレミィ「隊長さんたちが心配?心配ないよ もう殺した」
やちるはすかさず攻撃をしかけますが、簡単に腕をぐにゃぐにゃに捻られてしまいます。
また、腕だけでなく同時に全ての骨をクッキーに変えられてしまいます。
この世界で一番強い力は想像力。
グレミィの能力は「想像したことが全て現実になる」というものです。
立て続けにチートを相手してる女の子2人すごすぎ
そして、やちるが動けなくなった直後ものすごい轟音が響きます。
ドガーン!!!!
突然が壁を破壊され、中に入ってきたのは十一番隊隊長の更木剣八でした。
やちるの霊圧が揺らいでいたのを察知して来たようです。
勇音「更木隊長…あ、あの…卯ノ花隊長は」
更木「死んだ 憎けりゃ俺を斬って構わねぇ」
勇音「良かった…受け継がれたんですね…卯ノ花隊長の名を」
グレミィは突起戦力である更木のことを認知しており、「強そうだ想像通りにね」と
余裕を見せます。
更木の攻撃を”想像”の能力で防御するグレミィ。
剣八は、やちるが動けないことがわかると片手で抱え込み、グレミィに猛攻をしかけます。
想像力にも限界があるのか、剣八の防御に集中していたせいで、やちるのクッキー化が解けました。
グレミィは剣八のために地面を隆起させ大舞台を用意し、銃を乱射します。
無敵なグレミィは自分よりも強い相手と戦ったことがないため、剣八との戦いに興奮を隠しきれません。
しかし、グレミィは剣八に圧倒されてしまいます。
なぜ劣勢なのか、それは自分自身で敗北を想像してしまっていたからでした。
敗北して死ぬイメージを完全に払拭できたグレミィは、もうめちゃくちゃな攻撃を繰り出します。
分身して通常の2倍の力で放ったものはなんと…。
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・
隕石でした。
スケールおかしい
怯える死神たち。
しかし、剣八のワクワクは止まりません。
更木「隕石だと?そいつァまだ斬ったことが無えや 嬉しいなァ!『野晒』!」
「飲め『野晒』」
更木は初めて始解をします。
隕石に立ち向かう剣八をぼーっと見つめるやちる。
ーー
「どっから来た ガキ 刀だぞ怖くねえのか」
「・・・」
「ガキ 名は」
「・・・」
「無えのか」
ーー
「俺もだ」
剣八は巨大隕石をたったの一振りで真っ二つにしました。
しかし、グレミィはまだ折れません。
隕石でダメなら次は宇宙空間です。
宇宙では眼球と口腔粘膜から体液が蒸発、血液が沸騰をし始めます。
しかし相手はあの更木剣八。
血液は沸騰したものの、宇宙空間から斬魄刀を振りかざしグレミィの体を真っ二つにします。
グレミィもまた諦めず、ばらばらになった分身たちで剣八にしがみつき、自爆しますが、
それでも剣八は倒れません。
グレミィ「何なんだホントに化け物かよ…わかったよ それなら僕自身がおまえより強くなればいいんだ!!!」
生まれて初めて勝ちたいと思えたグレミィは何としても勝つべく、剣八に勝る姿に成り変わろうとしました。
しかし…。
突然体が裂けてしまいます。
剣八「お前えはお前えの中で俺を化け物にしちまった その化け物に殺されたんだ 馬鹿野郎が」
ーー
グレミィ「(ぼくはぼくの想像力に殺されたのか…? いや違う ぼくはたしかにやつの力を思い描けていたんだ)」
グレミィ「違うよ更木剣八 僕の想像力は正しかった」
「ただ一つ ぼくが想像できなかったのはきみの力に耐えられるのはきみの体だけだったってことさ」
グレミィの体は破裂し、水晶人体みたいな脳みそがでてきます。
体も想像で創られたものだったんですね
グレミィ「淋しくなるよ この先の何も想像できない世界を 想像するとさ」
20話久保先生書き下ろしポエム
第21話「THE HEADLESS STAR」
グレミィとの戦闘を終えた剣八は、十一番隊隊士を総動員しやちるを探しますが、中々姿が見つかりません。
すると突如、剣八の頭に雷が落ちます。
通称「バンビーズ」の登場です。
剣八に落ちた雷は星十字騎士団”T”キャンディス・キャットニップの能力でした。
バンビーズの他の3人も隊士たちを容赦なく次々と殺害していきます。
剣八も瀕死となり、バンビーズがトドメを刺そうとした次の瞬間、空がピカッと光り
”何か”が少し離れたビルに墜落します。
一護「助けに来たぜ」
空から降って来た”何か”は霊王宮から帰還した黒崎一護だったのです。
しかも、離れたビルに墜落したはずが、あっという間に剣八の元に移動していたので
バンビーズもびっくり。
キャンディスを筆頭にバンビーズは特記戦力である黒崎一護への攻撃を開始しますが、
霊王宮帰りの一護には傷一つ付けられません。
プライドの高いキャンディスは怒りに身を任せとにかく猛攻に徹します。
必殺技「電滅刑」に対し、一護は新技である「月牙十字衝」で簡単に打ち消してしまうのでした。
キャンディス「く….喰らうかよこんなモン!!!」
一護「馬鹿よけろっ!!!」
せっかく一護が優男ムーブしてくれたものの、モロに月牙十字衝を喰らったキャンディスは
左腕を失くしてしまいます。
ジジはモブの死体から細胞を移植して左腕を治し、また攻撃に転じたその時、
キャンディスの体を炎が貫きます。
なんと、日番谷を屠ったあのバズビーが仲間割れをしたのです。
特記戦力の黒崎一護を倒して手柄を取りたいという滅却師は多く、バンビーズと他の滅却師
合わせて8人の星十字騎士団が一護と対峙します。
突如、遠くで光の柱が。
一護「何だよあの光は…!?」
光の柱に感じた霊圧は滅却師のボス、ユーハバッハでした。
一護はすぐにユーハバッハめがけて飛びますが、8人の星十字騎士団がそれを阻みます。
次々と攻撃を躱す一護。いい加減しつこいなと感じていたところに恋次たちが応戦しにきます。
味方のおかげでユーハバッハまでたどり着いた一護。
しかし…到着した矢先に
そこで目にしたものは…。
一護「石田…!!なんでお前が…!?」
石田「帰れ、黒崎」
一護は現世でお別れして以降、石田と会っていなかったためまさか滅却師サイドだったとは
思いもよらなかったのです。
石田は容赦なく一護に矢を浴びせると、タイミング良く虚圏からチャドと織姫が現れました。
ユーハバッハ「訣れは済ませたか 永劫の訣れになるぞ」
石田「承知の上です」
一護「待てよ…石田…石田!!!!」
21話(65巻)巻頭ポエム
第22話「MARCHING OUT THE ZOMBIES」
ユーハバッハは石田とハッシュヴァルトを連れ、霊王宮へ去ってしまいます。
石田が去って落ち込む一護に、チャドが喝を入れると「ブン殴って連れ戻す!」といつもの一護に戻り、織姫もほっこりとした様子。
そこに織姫たちと同行していた浦原が「霊王宮への旅行券手配しましょうか?」とベストなタイミングで登場します。
ーー
一護らは十二番隊の地下でマユリが造った花鶴大砲に乗り、霊王宮へ向けて発射の準備をしていました。
さらに夜一も合流します。
浦原曰く、花鶴大砲を打ち上げるのには壮大なパワーが必要で、滅却師が発生させていた現世と尸魂界の境界の”歪み”の力を使うという算段です。
現世にいた仮面の軍勢に協力してもらい、歪みの力を回収していました
ーー
ユーハバッハは霊王宮へ向かい、尸魂界へ残された滅却師と死神との戦闘が再開します。
十一番隊五席・綾瀬川弓親と三席・班目一角は、星十字騎士団”Z”ジゼル・ジュエル(ジジ)と対峙。
ジジは死体のバンビちゃんをゾンビ化して操り、2人を翻弄します。
弓親はバンビの爆弾を”触れたものが爆発する”という能力であることをを早々に見抜き、鬼道を使って応戦します。
しかし、ジジはゾンビの扱いにかなり長けており、2人は苦戦を強いられます。
いよいよ追い込まれたその時、十二番隊隊長・涅マユリが参戦します。
ジジ「まぶしくてあんま見えないんだけど、誰?」
マユリ「偉大な相手というのは輝いて見えるものだヨ」
ジジ「まぶしい理由の方は訊いてないんですけど?」
ーー
「ジジ…欲しいよ…」というバンビちゃんにジジは胸ぐらをつかみ「ご褒美は全部終わってからでしょ」とドSっぷりを見せます。
ジジはマユリに凡人呼ばわりたことに腹をたて、大量の爆弾を投げつけます。
しかし相手はあの涅マユリ。当然対策済みです。
霊子固定装置という球体を投げつけ、3秒爆発を遅延させました。
これは単純な仕組みで、接触した霊子の働きを設定した時間だけ停止させるものです。
マユリ「あとは2人仲良く研究材料となってくれ給えヨ」
ジジ「2人仲良くってどの2人のことー?」
ジジはバンビちゃんだけでなく、すでに十一番隊隊士らの屍を使ってゾンビ軍団を作っていました。
「慈愛に脊髄が生えて動いているような私は心が痛んで戦えそうにない」と心にもないようなことを言うマユリは…死神のゾンビたちに対し、破面のゾンビで対抗します。
マユリ「こうなっては彼等に何の思い入れもない破面にでも任せるしかないネ」
クールホーン「ンンン〜?そこに隠れてるブサイクちゃんはぁぁ????もしかしてええ??」
「アッ!忘れた!いっけなーい、あたしブサイクの名前憶えられないんだったーー!」
弓親「いいだろう…もう一度ブッ殺して思い出させてやろうじゃないか…!」
マユリは虚圏救出編でザエルアポロを倒した後、ザエルアポロの倉庫を発見し、中に居た破面の死体を回収、そして蘇生を行なっていたのです。
ちなみに自由奔放な破面には電撃を与えるスイッチを使って調教してます。
マユリは破面を使って、ゾンビ化した十一番隊隊士たちに向け攻撃を始めます。
同隊の一角と弓親は「ま、待て!」と止めようとしますが、マユリは「この状況で隊士を救えとは護廷十三隊らしくもない」ときっぱり言いきります。
マユリ「隊士須く護廷に死すべし護廷に害すれば自ら死すべし」
マユリ「君らの尊敬する前総隊長殿の言葉だヨ」
クールホーンは、向かってくるゾンビバンビちゃんに容赦無く光線を浴びせると、
ジジは次の手札として、なんと日番谷冬獅郎を召喚するのでした。
22話久保先生書き下ろしポエム
第23話「MARCHING OUT THE ZOMBIES 2」
日番谷の登場に、死神たちは息を呑みます。
氷雪の攻撃を弓親が縛道で受けようとしますが、一角が鬼道なんかで防げるわけがないと逃げに転じます。
しかし、すでに瀕死の2人は簡単に追いつかれてしまい、日番谷に斬られてしまいます。
クールホーンもまた、マユリの静止を無視して特攻し、返り討ちにあいます。
マユリによると、バンビには意志があって、日番谷に意志がないところを見ると死ぬ前にゾンビ化されているとのこと。
「意志のない者を操って何が面白いのかと問いたい」とドSっぷりのセリフ。
そして日番谷に向かって「君に試したい薬が幾つもあるんだ。何心配はいらない。勿論全ては瀞霊廷の為にだヨ」とニッコニコで言っており、ワクワクしている様子です。
マユリvs日番谷…ファイッ!
日番谷は得意の剣技で凄まじい攻撃を浴びせます。
しかし、マユリはそのすべての攻撃を弾き返します。
それもそのはず、マユリはすでに対策をしており疋殺地蔵にセンサーを埋め、周囲2尺以内(60cm)に入った刃に対し常に60度以上の角度をつけて接触するように設定していたのです。
日番谷は膝に布のような物を貼られた瞬間、それが爆発し攻撃を受けます。
同時に卍解「大紅蓮氷輪丸」でマユリを一刀両断し、胸を貫きます。
マユリ「日番谷…隊長…!!」
・・・。
マユリ「君に試したい薬が幾つもあるんだ」
日番谷「・・・!!!」
なんと、ついさっき思いっきり胸を貫かれたはずのマユリが背後に立っており、
戦闘前と同じセリフを言っています。
もう一度卍解して斬りますが、また同じことの繰り返しです。
日番谷「何だこれは!何が起きているんだ…!」
マユリ「ごきげんよう日番谷隊長 何度目の”今”かネ?」
マユリは日番谷にいつの間にか投与した薬で過去を見通す力を与えました。
戦いの中であるポイントを通過する度に過去の一定の地点に立ち戻る。
あるポイントとは、「マユリを殺すこと」です。
つまり、殺さなければ立ち戻ることはありません。
うちはイタチのイザナミと似たようなものですね
そして、過去への旅行が10回を超えると重篤な副作用により脳の平衡感覚を司る部位が
30秒程完全に麻痺してしまいます。
倒れ込んで動けない日番谷に、マユリは新たに激痛を浴びせる薬を投与します。
日番谷「やめろ…やめろォ!あああああああああ」
ーー
白哉「卍解『千本桜景厳』」
一方、白哉は一護を見送り余った後に3人の滅却師と対峙し、ほとんどその場から動かず3人とも倒してしまいます。
近くに居たリルトットも「あいつホントにエス・ノトにフっ飛ばされたのと同じ奴か?」と目を疑う様子。
檜佐木も合流し、すでに3人も倒している白哉を見て隊長と副隊長の差を痛感します。
すると突然、白哉と刀を交えます。
檜佐木「な、何です!?どうしたんですか朽木隊長!?」
白哉「こちらのセリフだ 何故私に斬りかかる 敵に操られているのか」
檜佐木「そんな…俺は正真正銘俺ですよ!俺はただ単純にペペ様のために…」
ゲッゲッゲッ
「ココロは一つカラダも一つ ミーのヒトミにみつめられればキミのココロはまっ2つ」
「2つになったココロとカラダ1つにまとめてボクのモノ♡」
星十字騎士団”L”ペペ・ワキャブラーダが現れます。
檜佐木はペペに操られていたのです。
ペペは手柄を自分のものにするため、リルトットに向けてハートを発射しますが、リルトットが避けたことでミニーニャに命中。ミニーニャを使役してリルトットをぶっ飛ばします。
「戦いはすべて愛のために起こるんだヨネッ♡妻への愛…子への…」と長々と演説をしているうちに白哉は檜佐木を倒してしまいます。
白哉はペペの”ハートを付けた人を意のままに操る能力”を見抜いていましたが、ペペのハートを斬魄刀で受けてしまいます。
斬魄刀も”生きている”ため、ペペの術中にハマってしまいます。
白哉が即座に斬魄刀を手放すと、ペペはその斬魄刀を檜佐木に拾わせ、2刀で白哉を襲わせます。
ペペは隙を突き、白哉にラブローブで体を固定し弓矢で貫こうとした瞬間、横から蹴りをくらいます。
マユリがゾンビ隊長2名を連れ助っ人に来たのです。
六車は檜佐木をボコボコにし、千本桜を取り上げ白哉に返しました。
マユリは六車・ローズ・日番谷の3名を自身が造った薬によってジジのゾンビから自分のゾンビにしていたのです。最後にジジにトドメを刺して援護にきました。
日番谷に刺した激痛の新薬はゾンビを自分のものにするためのものでした
白哉「そのまま死なせてやることもできた筈だ…弄ぶような真似を…!」
マユリ「死してでも瀞霊廷を護るのが護廷十三隊の本懐だとは思わんかネ」
ペペは六車にハートを付けますが、マユリに「私のゾンビに愛など通じぬ」と一蹴りされ
ボコボコにされてしまいます。
最後に、瀕死のペペはリルトットに食されるのでした。
ーー
ユーハバッハ「そうか ここが霊王宮か」
23話(66巻)巻頭ポエム
第24話「TOO EARLY TO WIN TOO LATE TO KNOW」
ユーハッバッハ・雨竜・ハッシュヴァルトの3人は霊王宮に到着します。
ユーハバッハは、過去の和尚との対談を思い出します。
ーー
和尚は過去の対談で三界(尸魂界、現世、虚圏)の平和を保つ為、光の帝国に不可侵条約を提案していました。
しかしユーハバッハは生と死をいう概念をつくり、人々に死の不安を与えた霊王を恨んでいる為これを拒否。
「三界のどこに安寧があるというのだ」というユーハバッハに、和尚は”霊王の存在”を見せつけます。
そして和尚はユーハバッハの”眼”を潰し、対談が終わります。
ーー
花鶴大砲の打ち上げを待っている一護一行。
すると…。
岩鷲「自称誰よりも霊王宮を知る男!
その岩鷲様に断りなく霊王宮に上がろうたあいい度胸じゃねかァー!」
懐かしいキャラクター岩鷲が登場します!
「危険な戦いになるぞ」と警告する一護に、「馬鹿野郎わかってら!だから俺が行くんじゃねぇかよ!」
と男気のある返しをして同乗します。
一護たちを乗せた大砲は霊王宮に向けて打ち上げられたのでした。
ーー
霊王宮に踏み入ったユーハバッハたちは、零番隊”大織守”「修多羅千手丸」と対峙します。
千手丸「久しいのうユーハバッハ 招かれもせぬのにこの霊王宮に立ち入るとは元柳斎を斃して血迷ったと見える」
千手丸の手下である数人の神兵がユーハバッハに斬りかかりますが、なぜかその刃はぐにゃりと曲がってしまい当たりません。
刃の当たらない原因は、星十字騎士団”W”ニャンゾル・ワイゾルの 能力の仕業でした。
彼の能力は見つけた敵は全部ぐんにゃり曲がって自信の体を避けて通るというものです。
五条悟の無下限術式に近い能力ですね
ニャンゾルは指一本で神兵を全滅させてしまいます。
しかし、千手丸はその間にニャンゾルの衣服を創り直しているのでした。
千手丸「妾は仕事が早いのが売りでな 千手丸の名は伊達ではないぞ」
千手丸「さて、これでようやく其方に刃が届くようになったのう」
千手丸はニャンゾルを倒し、ついにユーハバッハと対峙しますがユーハバッハは新たな手を繰り出します。
ユーハバッハ「そう思うか?親衛隊よ」
あらかじめ潜ませておいた親衛隊4人を眼前に召喚したのです。
各メンバーはユーハバッハが選りすぐりで選抜しており、個々の能力はかなり高いです。
親衛隊の1人星十字騎士団”M”ジェラルド・ヴァルキリーが一目散に飛び出します。
焦った千手丸は巨大神兵を呼びますが、星十字騎士団”C”ペルニダ・パルンカジャスによってぐしゃぐしゃに圧縮され瞬殺されてしまいます。
そして、追い討ちをかけるかのように星十字騎士団”X”リジェ・バロによって脳天を貫かれるのでした…。
これでようやく和尚の元へ攻め入れると思った矢先、空間がカーテンのように捲れていきます。
背後には無傷の千手丸が。
リジェ「どういうことだ!?ここは一体どこなんだ!!!」
千手丸「ここはそちたちを迎え入れるための偽りの霊王宮 本物の霊王宮は向こうで和尚が隠しておる」
和尚「おっなんじゃなんじゃもうバラしたか!ということは檻が間に合ったんじゃな」
曳舟「ハイハイハイハイ!間に合わせたよ!」
零番隊はユーハバッハの奇襲に向け、閉じ込める檻を用意していました。
この「命の檻」は曳舟の霊圧を食らい存在しており、何度切ってもその部位を補うように
木が生えてきます。
よって、閉じ込めた者を絶対に逃すことはありません。
そして、零番隊の全員が集結します。
閉じ込めた親衛隊を一掃する為、零番隊”刀神”の二枚屋王悦が先陣を切ります。
王悦は目にも止まらぬ速さで次々と親衛隊を切り倒していきます。
王悦の所持する刀は”切れ味が良すぎる”ため”失敗作”と呼んでいます。
刀をしまえる鞘がないため、液体の入ったケースを背負っているのです。
その刀はリジェの撃つ万物貫通をを真っ二つに両断しました。
そして、親衛隊が王悦によって全滅させられると、ユーハバッハはメダリオンを檻の外へ投げ、
場所を入れ替わるようにし外へ脱出します。
外には和尚が待ち構えていました。
ユーハバッハ「通してもらおうか兵主部一兵衛」
和尚「軽々しくわしの名を呼ぶのう…」
「喉が潰れても知らんぞ」
24話(67巻)巻頭ポエム
第25話「THE MASTER」
ひより等仮面の軍勢一行は浦原と合流し、霊王宮への出発の準備を行います。
夜一が先に単独で出発したことを、ひよりは「敵の足止めになれば一護と夜一が死んでもいいのか」と浦原に問いますがだんまりです。
夜一の弟である四楓院夕四郎は、夜一が単独ですでに出発していることを知りちょっと落ち込む様子。
夕四郎に対し浦原は「夜一サンを先に行かせたのは瀞霊廷の為なんスわかって下さい」と宥めます。
ひより「思い出したわ ウチあんたのその”瀞霊廷のため”ゆうの大嫌いやってん」
ーー
ユーハバッハと対峙した和尚は、線を2本引き「ここからここまでの間におんしを倒す!」と言い、
ユーハバッハはそれに対し「少し長いな、その3歩手前でお前は死ぬぞ兵主部一兵衛」と煽ります。
軽々しく名前を呼ぶユーハバッハを分からせるために千里通天掌で勢いよく吹っ飛ばします。
吹っ飛ばすだけで飽き足らず、下界に落とすように更に上から叩き込みます。
ユーハバッハは何かを喋ろうとしますが、声がでません。
和尚の”軽々しく名前を呼ぶな”という警告を無視していたからです。
しかし、「失った体の一部を補完する」という能力で、自分の喉を潰してすぐに喉を復活させます。
降下中のユーハバッハは下から大聖弓を自らに刺し、その勢いで上の和尚の元に戻ります。
なんてめちゃくちゃな
和尚「やれやれ仕方ないのう… 殺すか」
ーー
命の檻に残された零番隊と石田雨竜、ハッシュヴァルトは戦闘を始めます。
親衛隊を一掃した王悦ですが、突然心臓が疼きます。
これは聖文字”D”「致死量」のアスキン・ナックルヴァールの能力でした。
致死量とは指定した物質を摂取し”100%死に至る完全致死量”を正確に弾き出し、その量を自在に上下できるという能力です。
ナックルヴァールは王悦の体に充満している血液が毒になるように”致死量を下げた”のです。
モロに能力を食らった王悦は倒れ込みます。
ナックルヴァール「あんた俺をナメてたろ?喋ることも雰囲気も俺下っ端っぽいんだよなァ」
ーー
尚、雨竜は千手丸と対峙。
光の雨を撃ち込むも、簡単に看破され千手丸に傘回しで遊ばれる始末です。
また、麒麟寺はハッシュヴァルトと一騎打ちをし、盾を剥がしダメージを与えることに成功します。
ーー
致死量の解説を聞いた王悦は、致死量以下になるまで血を抜けばいいと判断し、首の頸動脈を自ら切り、べらぼうに血を抜く手段を取ります。
しかしナックルヴァール曰く、王悦の体重60kgの場合、今の血液量に対する致死量の概算値を元に計算すると死ぬまで血を抜かなければ自分の血に殺されるとのことです。
いよいよピンチの王悦ですが、あまり焦った様子はなく、麒麟寺を呼んで赤い湯で血を入れ替えてもらうのでした。
白哉に使った湯と一緒で、白い湯は血と霊圧を搾り出し、赤い湯は失くした血を全く新しいものに入れ換えるのです。
万全に戻った王悦はナックルヴァールを一瞬の間に斬るのでした。
王悦「生まれ変わったちゃんボクは格好良いKai?」
ナックルヴァール「あぁカッコいいよ 全くナメてたのはどっちだよ…致命的だぜ」
ーー
無事、親衛隊とユーハバッハの側近である雨竜とハッシュヴァルトを倒し、いよいよ和尚とユーハバッハの最終決戦に入ります。
ユーハバッハは和尚の一振りを腕で払うと、腕の力がガクっと抜けました。
和尚の斬魄刀しら筆一文字は体を斬るのではなく、名前を斬ることができます。
つまり、ユーハバッハの”腕”の名前は半分にされ、”う”となったのです。
筋力も半分、能力も半分になり刀を振っても超スローです。
そして、ついには体を斬られ”ユーハ”となってしまいます。
ーー
血を使いすぎたジジはゾンビバンビちゃんの血を吸って補給していました。
まさかのジジ生きてました
リルトットも合流し、バンビーズが壊滅したことを報せます。
ーー
力を半分に削がれたユーハバッハが突然長い詠唱を始めると、無数の光の柱が尸魂界に放射されます。
その光は次々と滅却師たちを襲い、放射を浴びた滅却師は死に至ります。
リルトット「何なんだよ陛下…一体何なんだ…俺達は一体何だったんだ!!!」
リルトット&バズビー「こんなところで死んでたまるか!!!」
京楽もまた光の柱を見て伊勢七緒と沖牙に対し「ここ(一番隊隊舎)を離れても良いかな。瀞霊廷じゃないんだ…霊王宮が危ない」と言います。
ユーハバッハ「聖別」
聖別とは、力の再分配。
奪われた物は命を落とし、与えられた者は更なる力を得て蘇るというユーハバッハの能力の一つです。
聖別は、過去にもユーハバッハが行なっており、一護の母・真咲や雨竜の母・片桐叶も犠牲になっていました。
全滅させたはずの親衛隊は復活し、以前よりも強化された姿で目の前に立ちはだかります。
ハッシュヴァルト「天秤は傾いた 零番隊を粛清する」
ーー
ED後、京楽と浮竹が2人で会話するシーンが。
浮竹は、ユーハバッハが霊王宮への侵入をすることを見越して「神掛」をしていました。
どうやらその神掛は成功したようです。
京楽「そんじゃ気をつけてねぇまたあとで…」
浮竹「待て お前はどこへ行く京楽」
京楽「ボクはちょっと 四十六室までね…」
25話久保先生書き下ろしポエム
第26話「BLACK」
聖別で”本来の力を取り戻した”リジェは再び王悦に向かって銃を撃ちます。
麒麟寺と曳舟が斬魄刀でガードしようとしますが、貫通し王悦の心臓を貫いてしまいます。
リジェの万物貫通は弾を撃つわけではなく、銃口と標的の間にあるものを全て等しく貫通するという能力です。
千手丸は王悦をすぐさま治療し反攻態勢に持ち込みます。
曳舟は再び命を檻で根を張り、零番隊もろとも親衛隊たちを囲います。
ーー
和尚「黒めよ『一文字』」
ここで和尚がようやく始解を披露します。
刀を交えますが一文字はただただ墨をばら撒くだけで攻撃性が見受けられません。
また、鋒が筆なのか刃なのか、ユーハバッハは見分けがつかなくなってしまいます。
和尚「どうした?筆か刃か見分けがつかんかね」
ユーハバッハ「その刃では私は倒せぬ 貴様は私のこのーーーで」
「!?」
ユーハバッハは自分の剣の名前を言おうとしたところ、その名が出てきません。
一文字の能力は塗りつぶされたものの名前を失わせるというものです。
名前を奪われたものは力をなくすため、もうユーハバッハの剣は使い物になりません。
剣を失くしたユーハバッハは「簒奪聖壇」という能力を使い、和尚の力を奪取し纏っていた”黒い物”を全て剥奪します。
ーー
零番隊と親衛隊は命の檻の中で戦いを繰り広げるも、零番隊は簡単に倒されてしまいます。
そこで零番隊は”マジ”を見せるべく反転攻勢にでます。
なんと、千手丸以外の3人が突然自害を始めたのです。
千手丸「我らが力は袖を振るうだけで三界天地を震えさす
故に互いの命を結びようと誠の剣を封じておった」
千手丸「そして今3つの命と引き換えに血盟の封印は解き放たれた」
千住丸「卍解『娑闥迦羅骸刺絡辻』」
ここでまさかのアニオリの卍解…!領域展開みたい
現世・虚圏・尸魂界の三界に地響きが鳴るくらい壮大な卍解です。
親衛隊の全員を巻き込み、振袖から現れる幻?の千手丸が針、炎、氷などを駆使して
次々と親衛隊たちを翻弄します。
ーー
簒奪聖壇は虚しく弾かれ、和尚は再び刀を振います。
和尚「わしの力は”黒” この世界のあらゆる”黒”はわしのものじゃ」
死神が纏っている死覇装、滅却師の履いている靴、そしてユーハバッハが纏っている衣服など
この世の全ての”黒”が和尚の元へ集結します。
そしてユーハバッハはその”黒”で体の全身を塗りたくられてしまいました。
和尚「”真打”『しら筆一文字』」
和尚の持つ斬魄刀の刀身の筆が、黒色から白色に成り替わりました。
真打は今でいう卍解と同じ概念です。
しら筆一文字は一文字で塗り潰されたものに新たに名前を刻むことができるという能力。
ユーハバッハに新たに刻んだ名前は「黒蟻」。
和尚「虫けら供の王よ」
「さらば」
まとめ
いかがでしたでしょうか!
第3期「相剋譚」が2024年10月よりテレビ東京系列ほかにて放送開始なので
ぜひみなさんリアルタイムで視聴しましょう!
それでは!
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