【BLEACH 千年血戦篇-相剋譚-】ネタバレあらすじ解説まとめ

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あらすじまとめ

ついに!アニメBLEACH千年血戦篇season3「相剋譚」が10月5日(土)に放送が開始されました!

アニメ化を記念し、第1話〜最終回までの全話あらすじ解説を編分けしてまとめました!
かなり莫大な量になっておりますので、ぜひご覧いただけると幸いです。

今回は『千年血戦篇season3「相剋譚」』あらすじ解説まとめです。

尚、本記事は一週間ごとに1話ずつ追加していきます。

前回のあらすじ

第27話「A」

親衛隊は千手丸の卍解娑闥迦羅骸刺絡辻しゃたつからがらしがらみのつじによって葬られ、和尚とユーハバッハが対峙します。

和尚の「しら筆一文字」で名前を「黒蟻」に変えられたあげく踏み潰されたユーハバッハですが、
突如和尚の真後ろにワープし剣で和尚の胸を一突き。

ユーハバッハの生還と同時に、葬られたはずの親衛隊までも復活してしまいました。

さらに、ユーハバッハの目が単眼から複眼へと進化しています。
体に刻まれた「黒蟻」の文字もだんだんと消えていきます。

ユーハバッハの力は「これから怒る全てを見通し知ることのできる力」です。

滅却師らに与えられている聖文字(A~Z)ですが、その頭領であるユーハバッハもまた聖文字が刻まれています。

聖文字は「A」

その能力はーー。

ユーハバッハ「全知全能ジ・オールマイティ

滅却師の伝承に聖帝頌歌カイザー・ゲザングというものがあり、「900年を経て鼓動を取り戻し、90年を経て理知を取り戻し.、9年を経て力を取り戻し、9日間を以て世界を取り戻す」という言い伝えです。

ユーハバッハはたった今、”最後の9日間”を終えたことで本来の力を取り戻したのです。

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雨竜は復活後、またも千手丸と対峙します。

ユーハバッハ復活後、雨竜は静血装ブルート・ヴェーネようなものを纏っていてどうやら肉体が強化されており、千手丸の攻撃を柔軟に躱します。  

しかし、千手丸は反物で雨竜を縛り上げ身動きを取らせないように固定させました。

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「なぜ自分が破れるのか知りたいと考えているな」という挑発を和尚が受けると、詠唱を始めます。

和尚「不転太殺陵ふてんたいさつりょう

不転太殺陵は相手を弔う墓標の群れで、100年後の尸魂界から黒を奪って拵えたそう。

あぁ厨二心が黙ってない

能力は不明ですが、恐らくめちゃめちゃに強力な技でしょう。

しかし、すでに”視えている”ユーハバッハは臆する様子が全くありません。

和尚は一瞬で体をバラバラに砕かれてしまうのでした。

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千手丸は反物で雨竜を縛ったものの、雨竜の能力により位置が反転し、
反物で縛られた千手丸は雨竜によって矢で射られてしまいます。

千手丸が堕ちたことで卍解、莫大な霊圧が消え、現世にいる黒崎一心や尸魂界の浦原喜助たちも
すぐに察し驚いた表情を浮かべます。

零番隊を全滅させたユーハバッハと滅却師は霊王の元へ歩みだします。

ついにユーハバッハが霊王の眼前にたどり着きました。

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一護たちは花鶴大砲でようやく霊王宮に到着します。

しかし、目の前にあるのはバラバラになった和尚の姿でした。

すぐに織姫が立花で治療をしようとしますが、一護の耳元で和尚の声が囁きます。

一護「兵主部一兵衛ひょうすべいちべえ

なんと、バラバラになっていた和尚がすぐに生き返ったのです。

名には全ての力がこもっていて、一護に名前を呼んでもらうことで体を取り戻したようです。

和尚「一護、ユーハバッハを止めてくれ」

零番隊は滅却師に敗れたため、一護たちが頼みの綱となりました。

霊王が死ねば現世も、虚圏も尸魂界も…全てが消えてしまいます。

そんな重たい使命を背負った一護は「あぁ。」とだけ返事をし、霊王の元へ駆けあがります。

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ユーハバッハ「さらばだ霊王 未来を見渡した我が父よ」

第27話久保先生書き下ろしポエム

第28話「KILL THE KING」

霊王がユーハバッハによって刺されたことで、三界に揺らぎが生じます。

霊王大内裏に到着した一護、織姫、チャド、夜一、岩鷲の4人が対峙します。

また、ユーハバッハは開眼しています。

一護とユーハバッハの1vs1のバトルが始まります。

空中でかなり激しい戦闘を繰り広げる2人。

一護の月牙天衝は以前よりもはるかに威力を増しており、ユーハバッハを軽々しのぎます。

大聖弓ザンクトボーゲン を月牙天衝で打ち消すほど一護は進化しています。

苦悶の環クヴァール・グライスや極大防御呪法である聖域礼賛ザンクト・ツヴィンガーに対しても新技の月牙十字衝で打ち消してしまいます。

ユーハバッハを地面に叩きつけます。

しかし、ユーハバッハは「まだ何も視えておらん」と言い立ち上がると再び開眼をし、強大な力で一護を翻弄します。

一護の攻撃はことごとく躱され、霊王の眼前に叩きつけられてしまいます。

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一方、尸魂界技術開発局では、局員を総動員して揺れの原因の調査をしていました。

伊勢七緒も居り、裏腹に「滅却師は1,000年前の死神との因縁に端を発したのに、なぜ死神を皆殺しにせずに霊王の元へ行ったのか」と質問をします。

滅却師はこの世界の枠組みに嵌まらないという理由で二度も滅ぼされそうになりました。

だからこそユーハバッハの目的は「祖である父を殺し新たな世界を創造すること」なのです。

なんと、ここで霊王の真の名前が「アドナイェウス」であることが発覚します。

ユーハバッハに「私に剣を向ける理由はあるのか」と問われますが、「あんたを止めるためにここにきたんだ」と一護はめげずに立ち上がります。

一護「月牙…!」

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和尚「すまんのぉ人間ども」

「おんしらではユーハバッハに勝てん」

「じゃが案ずるな 平和とは全てそういうものよ」

「のう ユーハバッハよ」

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一護「天衝!!!」

一護の月牙天衝はユーハバッハに片手で止められてしまいます。

すると、霊王を隠す幕が燃え、胸に剣が刺さっている霊王の姿が露わになります。

まだ生きていることがわかった一護はすぐに剣を抜きます。

「お前自身の手で尸魂界を滅ぼすがいい」

ユーハバッハの霊圧に当てられたことで、一護の中の滅却師の血が騒ぎ、霊王を真っ二つにしてしまいました。

ユーハバッハは、一護がルキアと出会い死神の力を手に入れ、己の過去を知り得たことで本物の斬月と出会い、今に至るまで全てユーハバッハの目に視えており、全ては霊王の命を絶たせるためにあった出来事だといいます。

再び現世、虚圏、尸魂界の三界が揺れ出し、浦原もまた今度こそ三界が崩壊する危機を察していました。

ユーハバッハ「さぁ一護よ ともに見よう 尸魂界の終焉を」

第28話久保先生書き下ろしポエム

第29話「THE DARK ARM」

霊王が斬られたことにより3界は崩壊の危機に陥ります。

そこで立ち上がったのは十三番隊隊長「浮竹十四郎」でした。

技術開発局跡地で浦原たちの様子を見守っていた浮竹は、「俺が霊王の代わりになろう」と言い、羽織を脱ぎます。

すると浮竹の背中から黒いモヤが浮き上がってきました。

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場面は過去に戻ります。

─ 東流魂街 七十六地区 ”逆骨さかほね

ミミハギ様と呼ばれる単眼異形の石像の前で、浮竹の両親はお祈りを捧げます。

まだ3歳だった浮竹は、重い肺病を患っており、逆骨に伝わる土着神”ミミハギ様”の「自らの眼以外の全てを捧げた者に加護をもたらす」という伝承を知った両親は浮竹を抱えミミハギ様の元へ訪れたのです。

何度命を捧げても状況が変わらない母親はついに涙をこぼしてしまいます。
浮竹は幼いながらも「母上、泣かないで」と母親の涙を拭いてあげます。

その時、ミミハギ様も同時に涙を流し、その涙が浮竹を包み込みます。

精神世界のような場所でミミハギ様に出会います。
浮竹がそっとミミハギ様の涙を掬い飲み干すと、ふと起き上がり髪の毛が真っ白になったのです。

そして、真央霊術院時代の浮竹が描かれます。

原作では無い描写です!お互い下の名前で呼び合ってたんですね

浮竹は過去、京楽にミミハギ様に救ってもらったことを話していました。

また、ミミハギ様の正体は霊王の右腕であるということが明かされます。

浮竹「”静止”か」

浮竹はミミハギ様の力により病気が完治したのではなく、留めた・・・のです。

更に、浮竹が隊長になり、元副隊長である志波海燕の死後、「副隊長はいらない」と四十六室に向かって啖呵を切っていたこともわかりました!

これ以上部下を失うのが辛くて副隊長を空席にしましたが、ルキアが副隊長に任命されたのは相当な信頼があったからなのですね

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浮竹は霊王の死を阻止するため神掛かみかけという儀式を行います。

過去に命を救ってもらって以来、ずっと浮竹の肺にミミハギ様が食いついていました。
それを全ての臓腑にミミハギ様の力を行き渡らせることで神掛を行うことができます。

浮竹「今の俺は霊王の右腕そのものだ」

浮竹の霊圧を感じ取っていた京楽。

京楽は無間むけんの中にいました。

京楽「さぁ話をしようじゃないか 藍染惣右介」

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一護は諦めずユーハバッハに対抗します。

3界が危機に晒されているため、総出で攻撃をしかけます。

織姫は双天帰盾で霊王を元の状態に戻そうとしますが、簡単に弾かれてしまいます。

その時。

黒い右手が霊王を覆い囲みます。

これにはユーハバッハも「なんだあれは…私の眼に映らぬ未来など…」と予想外の様子。

神掛が成功し、浮竹が霊王の身代わりになったのです。

しかし、浮竹は完全に”器”と化しており、常に黒い右腕が目や口から溢れ出ています。

砕蜂は「浮竹の命が尽きるまでのものだろう、それはいつまでだ?」と浦原に問います。
浦原も神掛を見聞きしたことがないため、砕蜂の仮説が信憑を増すばかりです…。

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京楽は藍染に会うべく、中央地下大監獄「無間」に踏み入ります。

体の部位の封印を解く鍵を持参しており、3本だけ使うことが許可されています。

京楽はまず「口」の封印を解きました。
普通、2年も口を閉ざされていれば喋ることなんて到底できません。

しかし、あの藍染なら━。

カッカッ。

藍染「どうした 使える鍵はまだ2本あるんだろう?」

まだ口しか封印を解いていないはずが、京楽の眼前まで歩いてきていたのです。

京楽は左目と足首の封印を解き、「ここから出たいかい」と提案をします。

藍染は京楽が鍵を心臓に埋めこんでいることを見抜いていました。

そう、京楽は”無間”の鍵を心臓に埋めることで「無間に入り藍染の拘束を3箇所外すための条件」をクリアして来たのです。

たった3箇所外したいだけで命を天秤にかけられるほど、藍染は恐れられているのです

京楽が殺されれば無間の門は永久に閉ざされるということです。

京楽は霊圧を制御する椅子を用意します。

椅子に乗せて尸魂界まで移動させるという判断です。

第29話久保先生書き下ろしポエム

第30話「THE BETRAYER」

霊王の右腕に邪魔されたユーハバッハは、右腕もろとも霊王を吹き飛ばそうとしますが、一護はそれを阻止。

夜一は即時の判断で三札呪符を使い、右腕が絡み付いた状態で”新たな霊王”として留め置くことにします。

ユーハバッハ「なぜ”止める”などと言う?母を殺した男に対してそこで”殺す”と言えぬのがお前の弱さよ」

核心を突かれて身を引いた瞬間、夜一が背後から光の矢に刺されてしまいます。
矢が飛んできた方向を振り返るとそこには───。

なんとそこには石田雨竜の姿がありました。

雨竜は一護に対し矢を射りユーハバッハを護衛します。

ユーハバッハは「よくやった雨竜」と言い霊王の命を繋ぎ止めていた右腕を引き剥がしてしまいました。

対峙する一護と雨竜。

一護は煮え切らない気持ちを抱えたまま、雨竜との戦闘に挑みます。

ナルトvsサスケに見えてしょうがない

雨竜は遠距離攻撃だけでなく近距離戦も難なくこなし、派手なバトルを繰り広げます。

一護はなんとか雨竜を押さえつけますが、やはり殺す決心がつきません。

雨竜は「この世に死神なんて必要ない!」と珍しく感情を吐き捨て、ついに覚醒します。

雨竜「これが僕の覚悟だ」

原作にはなかった雨竜の滅却師完聖体!!

身の回りに無数に纏った霊子を一護に向けて発射します。

さすがの量に苦戦する一護。

雨竜は第1話で父・竜弦の部屋で滅却師の伝記を読んでから、1,000年前の因縁は死神の滅却師虐殺から始まったことを知り、死神に強い恨みを持ちます。

雨竜が「決着をつけよう」と言い、お互いに攻撃をぶつけ合いますが、やはり一護は月牙十字衝を外してしまいます。

しかし、雨竜が一護に対しもう一度矢を引き、一直線に撃つと──。

一護の腑がえぐれてしまいました。

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ユーハバッハは、親衛隊を引き連れ霊王の元へ。

霊王は見ぐるみ剥がされ、ユーハバッハにより吸収されてしまうのでした。

第30話久保先生書き下ろしポエム

第31話「AGAINST THE JUDGEMENT」

謎の黒い奔流が無数に霊王宮から降ってきて、尸魂界の上空を覆う遮魂膜しゃこんまくをぶち破り次々と建物や死神を飲み込んでいきます。

白哉、一角、弓親たちは刀で応戦しますが、あまりに多い数に苦戦を強いられます。

黒い本流はよく見ると小さな単眼の生物で、大きな口で噛み付いてきます。

モンハンのフルフルっぽいイメージ

そうこうしていると巨大な霊圧が奔流を一気に潰してしまいました。

「霊圧で一息に圧し潰せば済むものを」

巨大な霊圧の正体は、無間に幽閉されていたはずの元五番隊隊長「藍染惣右介」でした。

藍染は京楽によって無間から尸魂界へ移送されたのです

極悪人である藍染を連れてきたのが京楽の仕業だとわかると、砕蜂や一角から「恥知らずめ」「納得がいかねぇ」等と反感を買ってしまいます。

それに対し京楽は──。

京楽「悪を倒すのに悪を利用することをボクは悪だとは思わないね」

一同は反論する余地もなく沈黙してしまいます。

藍染は高速器具を外すように言いますが、京楽はそれを拒否。
椅子に縛ったまま奔流を防げと言います。

ニヤッと笑った藍染を見て危機を察した京楽は、皆を研究室まで逃げるように促します。

藍染「──破道の九十」

『黒棺』

詠唱破棄の黒棺ですが威力はかなり大きく、奔流を全て蹴散らしてしまいます。

藍染曰く、奔流の正体は”ユーハバッハが霊王を取り込んだ際に発生した霊王の力の奔流”と言います。

天蓋を破壊してから霊王宮へ行くことができますが、藍染は「必要ない、霊王宮に用があるなら私が撃ち落としてやろう」と言い、莫大な霊圧を天蓋に向けて放ちます。

しかし、霊圧は天蓋に届くわけもなく、藍染が座っている拘束具は霊圧を近くに留めておくもので、その匙加減は強度スイッチを持っているマユリ次第なのです。

藍染は「今すぐ最大にしたらどうだ」と挑発しますが、突如藍染の体に光の帯が走ります。

ここで厄介な滅却師が姿を現したのです。

ナナナ、バズビー、リルトット、ジジの4人ですが、バズビーが突然後ろからバーナーフィンガーでナナナの心臓を貫通し殺害しました。

バズビー、リルトット、ジジの3人は、ユーハバッハに裏切られたことで謀反を起こすのが目的で、死神に力を貸す代わりに俺たちも霊王宮へ連れて行けという提案を持ちかけました。

京楽はこれに快諾し、全隊士を技術開発局跡地に召集します。

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総隊長直々に「護ろうこの世界を 護廷十三隊の名にかけて」と言葉を投げかけ、隊士を鼓舞します。

皆の霊圧を使って霊王宮へ向かうための門を造ろうという算段です。

”現世と尸魂界との間のクソめんどい世界のひずみお直し隊”のひよ里たちが、現世と尸魂界の間のクソめんどい世界のひずみを地面に垂れ流し、霊圧を集める準備を行います。

浦原はひよ里たちに死覇装を着るようにお願いしますが、ひよ里は物憂げな表情を浮かべながら羅武に担がれていきます。

死神時代を思い出したくないんです…

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ナナナの能力によって身動きを取れなくなっていた藍染はたったの5分で再起しました。

再起が早いことに驚きを見せる京楽は、門が完成するまでじっとしておいてほしいと頼みます。

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「石田!」と叫び起き上がる一護。

しかし、目の前には顔を赤らめた織姫がいました。
織姫は一護の抉れた腹や夜一の腕をずっと休まず治していたのです。

そばにはコンもいて、ずっと懐に忍び込んでいたことがわかると一護は「ありがとな」と声をかけます。

再び霊王宮に向かおうとする一護たち。
どうやって行くかわからない一護に、夜一は「その心配なら必要ない」と言います。

なんと、黒腔が開き中から元第6十刃(セスタ・エスパーダ)「グリムジョー・ジャガージャック」が出てきたのです。

グリムジョー「よォ、久しぶりだな黒崎」

一護「お前…グリムジョー…!!!」

第31話久保先生書き下ろしポエム

第32話「THE HOLY NEWBORN」

黒腔ガルガンタが開くと、そこにはグリムジョーの姿がありました。

数年ぶりの再開に驚きを隠せない一護。

「てめぇを殺さずに死ねるかよ」と喧嘩腰のグリムジョーですが、後ろから美女にどつかれてしまいます。

なんと、グリムジョーだけでなくネルまで霊王宮についてきていました。

グリムジョーが仲間入りしている理由は下記の記事で解説しています!

一護に抱きつく様子をみた織姫はめちゃくちゃ嫉妬してます。

なんやかんや揉めていると、黒腔から女性の声が聞こえました。

振り返るとそこにはレールと黒い箱が。中から出てきたのは…。

死神代行消失篇で登場したリルカと雪緒でした!

ここで懐かしいメンツが登場するのはアツい!

雪緒に黒い箱の中に案内されて入っていきます。

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突然4名も懐かしいメンバーが現れ、中には死んでいたと思っていたキャラもいるわけですから、一護は混乱しています。

夜一がリルカと雪緒を引き入れた理由は、霊王宮への侵入を手伝ってもらうためです。

前回は浦原が志波空鶴の鬼道を転用して造った花鶴大砲で一っ飛びでしたが、今回はそこまで大砲を作っている時間などありません。

霊王宮へ辿り着くには、時短かつ安全に行く手段が強いられました。
そこで必要なのがリルカと雪緒だったのです。

尸魂界と現世を繋ぐ”断界だんがい”というものがあります。

断界の周囲には叫谷きょうごくと呼ばれる抜け落ちてしまった魂魄の溜まり場が点在し、その全ての隙間を埋める形で黒腔ガルガンタが存在しています。

現世を地球、尸魂界を月と仮定したら地球と月を繋ぐクソデカ通路が断界、断界から滑って落ちて死んだ人たちが叫谷、黒腔が宇宙といったイメージです。

黒腔の中は霊圧が安定しないため、過去に一護が通った時も霊圧を放出して足場にして渡っていました。

しかし、夜一曰くなぜか叫谷のみが霊子空間として存在し続けているとのことです。

なぜ霊子空間を保っているのか不明ですが、浦原はこれを利用して霊王宮まで行こうと考えたのです。

リルカの「気に入った物体に対象を自在に出し入れする能力」で小さな叫谷を丸ごと箱に入れて運び、雪緒の「電気の力を使い自在に空間を作り出す能力」でそれを部屋とレールに作り変えたのです。

夜一がユーハバッハと対峙した際に打ち込んだ杭の場所まで一気に移動できるようになりました。

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尸魂界では、霊王宮へ向かうための門を隊長や隊士たちの霊圧を込めて作っている最中でしたが、霊圧が足りない事態となりました。

どうやら隊長格である浮竹が欠員したことで、霊圧不足に悩まされているようです。

しかし──

仮面の軍勢の協力と、マユリが作った霊圧増幅装置のおかげでなんとか門の完成に漕ぎ着けました!

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ユーハバッハは見た目が以前と代わり、複眼が顔面の半分を埋め尽くしています。

ナックルヴァールだけは心の中でドン引きしている様子。

まずは国家を作り変えようといい、霊王宮をぶち壊し、城へと生まれ変わらせます。

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黒い箱で移動中の一護一行。
もうすぐ到着するというところで、一護が立ち上がります。

一護「俺らのために無理してやってくれたんだろ?ありがとな」

叫谷に入った経験のある一護は、リルカに同じような怖い思いをさせたくないのです。

そして、ようやく目的地点に到着し、いざ再び霊王宮へと立ち入ります。

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一護たちと護廷十三隊は、違う地点ではありますがほぼ同時に霊王宮に到着します。

しかし、彼らが見た光景は今までの霊王宮の景色とは全く異なるものでした。

「違うところに着いたのか?」と疑いますが、夜一がふと振り向くと足元には前回来た時に打ち込んだ杭が転がっていました。

京楽もまた、街並みの淵が円状になっていることから、零番離殿であることに気づきます。

浦原「霊王宮が落とされその全てが敵の手に落ちたってことっスか」

黒腔にいた一護たちは建物が入れ替わる瞬間は霊王宮にいなかったため、幸いにも助かりました。

夜一の弟、四楓院勇四郎も京楽サイドについており、遠くから姉の霊圧を知覚したことですぐに向かおうとしますが、霊圧の足場がつくれずに危うく落ちかけてしまいます。

霊王宮はめちゃくちゃ霊子濃度が濃いため、足場をつくなんて容易なことですが、それすらできないとなると霊子すべての支配権を滅却師が握っているということになります。

さらに滅却師は霊子を武器としているため、これは死神側は非常に不利です。

皆が困惑していると、地響きが鳴り響きます。

なんと、追い討ちをかけるかのように本陣である城が地面から生えてきたのです。

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「『真世界城ヴァールヴェルト』と呼ばれることになる。」

第32話久保先生書き下ろしポエム

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